皆さんは「選択」と「決断」を迫られたときに「最悪の事態」を想定していますか?
人は1日に200回以上もの「選択」と「決断」をしていると言われています。
無意識にしているので自分は気付いていないと思いますが、「お昼ご飯は何を食べようかなぁ~?」これも選択です。
「今日は何をしようかなぁ~」「友達2人から誘われて、どっちと遊ぼうかなぁ~」この様なのも選択です。
日常によくある選択はリスクを考えていない、もしくはリスクが無いので簡単に決断していると思います。
私のブログは基本的にFXトレーダーさんが見ていると思うので言いますが、この日常の選択と決断にもリスクが潜んでいます。
「FXの勉強をしないといけない」と思っている方は多いと思います。
少しでも「FXの勉強がめんどくさいなぁ~」と思うと、「それでもFXの勉強をしないと!」と思う方と「せっかくの連休だからパーッと遊ぼう」と思う方に分かれると思います。
FXの勉強を選択した方は、何か閃くかもしれません。
遊びに行くとFXの事も忘れて遊んでしまう可能性が高いので、何か閃く可能性が下がります。
つまり、「閃きの可能性を下げる」というリスクがあります。
人は「頭を使う」という作業が1番労力を使い1番嫌いな事なのですぐに楽な方向に進んでしまいます。
これはサラリーマンの給料に比例しています。
「頭を使う」という職業が高所得で「体を使う」という職業は低所得です。
政治家さんやお医者さん、学者さんの方が工場勤務の方や現場作業員より高収入ですよね?
1つの組織で言うと、現場作業員より現場監督の方が高収入ですよね?
ビジネスオーナーも体を使わず、頭を使ってお金を稼いでいます。
つまり、人間が「頭を使う」という作業が1番嫌いだから、人間が1番嫌がる事をしている対価なんです。
作業員の方は中間管理職や社長は「大してきつくない仕事をして、自分より良い給料でせこい」と思っている方も多いと思います。
「自分も体を使う仕事をして、もの凄いきつい思いをして頑張っているのに・・・」と思っていると思います。
でもこれは社会の構図なので、文句を言ってもしょうがないんです。
ここまでの情報で気づいて欲しい事が2つあります。
①お金が稼ぎたかったら、頭を使う事をすれば良い
②選択と決断を迫られた時には、「自分が嫌だな」と思う方を選択すると良い
そして、「最悪の事態」を常に想定しておいて欲しいです。
人は考えるのが嫌いなので、意外と「最悪の事態の想定」から逃げてしまうんです。
私も先週の下落で本当なら多額のお金を失っていたかもしれません。
でも私はいつも最悪の事態を想定しているので、リスクヘッジは欠かしていません。
だから今回も多額のお金を失わずに済んでいるんです。
私が「最悪の事態が想定できない人」という人間だった場合、まだ自分の分析を信じてロングを損切りもせずに多額の抱き損を持つ結果になると思います。
リーマンショックもそうです。
「サブプライムローンを増やす事でどうなるのか?」という疑問に対して「最悪の事態」まで考えた方は少数だと思います。
多くの不動産会社は「サブプライムローンを組むことで売れるから儲かる」としか考えていなかったから一気に崩れました。
最悪の事態が予測できて、サブプライムローンに対してのリスクヘッジがちゃんとできていればもっと小さい被害で済んだのかもしれません。
今は自動車会社がサブプライムローンとは少し違うかもしれませんが、サブプライムローンのような形でたくさん売ってますね。
その為、次は自動車会社がリーマンショックのようなものを引き起こすと予測されています。
現状で、ローンの支払いが遅延したり払われていないのが、3~4割あると言われています。
リーマンショックの二の舞にならないように「最悪の事態」は必ず想定しながらFXトレードをして下さい。
リーマンショックのような大きな事柄だけ気を付けるのではなくて、1回1回のトレード・行動には全て最悪の事態を想定して下さい。
「何月何日にリーマンショックが起きる」と予測できていましたか?
私はできません。当時17歳だったので、そんな知識もなかったんですけどねwww
自動車会社が崩れる可能性があると知っていても、崩れるのが何月何日でどのぐらいの規模なのかなんて全く予測もつきません。
リーマンショックの後だから、いくらか対策はされていると思いますが、その改善策が結局「耐えれる限界値を上げただけ」というあまり意味なかった場合を考えるとリーマンショックより激しくなるのも想定できます。
「いくらか対策されているから、大丈夫だろう」ではなく、「リーマンショックよりひどいかも」と思って下さい。
これが「最悪の事態」なので。
最悪の事態に備えて、最悪の事態にならなかったらラッキーです。
最悪の事態に備えずして、最悪の事態になった場合は・・・・・
常に最悪の事態を想定して、最悪の事態に合わせてリスクヘッジを行っていく癖を付けて下さい。