皆さんは自分に「個性がある」と思っていますか?
「私はこういう性格」だと言えるものは全て個性です。
よく「自分らしく生きよう」とか「個性を出しても良い」と言う人がいますが、これは逆に個性を出せないような状況を作っています。
「自分らしく生きよう」なんて言われても、「私はこういう人間なんだ」と思ってしまいます。
「私はこういう人間」と自分で決めてしまっているのが分かりますか?
人間は元々ネガティブなので、個性を出そうとすればネガティブな方向に進みがちです。
「私は人見知り」「私はこれはできない」「私は嫌われやすい性格」等、これが「個性」と思っている人も少なくないと思います。
捉え方としては「個性」ですが、私には「自己制限」にしか見えません。
誰が人見知りと決めているんですか?
誰ができないと決めているんですか?
誰が嫌われやすい性格と決めているんですか?
全部自分じゃないですか?
我が強い、癖が強いだけが個性ではありません。
自分の「思い込み」の全てが個性です。
私に「あなたはこういう性格なんだから、こうしなさい」と言われて納得できますか?
他人から言われた事はどこかで必ず納得ができない所があります。
自分が思い込んでいる人間像を的確に言われるから、「この人は私のことよく分かってくれている」と思うんです。
本をただせば、自分が思い込んでいるからそうなるんです。
思い込みの自分が「自分を創っている」という事を知って下さい。
「私は人見知りなのではなく、初対面の人に興味が無いので話すことがないだけです」と言われれば、それは人見知りではないですよね?
「私は初対面の人と恥ずかしくて話すのが苦手なんです」という人は居ると思いますが、1つ気になる事があります。
知らない内に「自分」というキャラクターを守るようになっていませんか?
「私はこういう人間だから、こうするのはおかしい、周りから変だと思われる」と無意識に思っている所もあるのではないですか?
いつもおとなしい人が急に無邪気にはしゃぐ人になると「え?」って思いませんか?
こう思われる事に恐怖心を抱いているんです。
他人の目というのが気になって気になってしょうがないんです。
自分らしく生きようとするのはやめて下さい。
個性とか自分らしさなんて、ただの自分の思い込みなだけで、どうでもいいんです。
今思っている「自分らしさ」というのは一度捨てて、今後「自分らしさ」というものを自分で持たないで下さい。
そうすれば本当の自分が自然と出てきます。
本当はもっと凄い才能を持っているかもしれませんよ?
人間の思い込みの力は「プラシーボ効果」という現象があるぐらい凄いです。
その「思い込み」という蓋を外すとどうなると思いますか?
今までの人生でずっと抑え込まれていた才能が一気に出てきます。
もっと自分の可能性に気付いて下さい。