許可はいりません

 

皆さんは自分自身に許可を与えていますか?

 

多くの人は第三者の許可を得ようとします。

 

親や友達や同僚、先輩や上司に「これはどう思う?」等の質問が第三者に許可を取るという行動です。

 

自分自身の人生なので、第三者に許可を取るのではなくて、自分自身で許可を与えて下さい。

 

自分自身に許可を与えられない人の根本的な原因は、周囲の人の目を気にしてしまうからです。

 

そこには「人から好かれたい」という気持ちが隠されています。

 

生まれたばかりの赤ちゃんは、泣きわめいたり、お漏らしをしたりしても無条件に許されて、愛されます。

 

ですが、言葉を学習するにつれて、人はそれが許されない事を教え込まれます。

 

成長すると、無条件の愛から「条件付きの愛」へと変化します。

 

そうすると、次第に「自分がやりたい事」よりも、「親や上司が喜ぶこと」「親や上司が受け入れてくれること」を重視するように無意識が働きます。

 

新しいアイディアを実現させたり、従来と異なった方法をとろうとすれば、賛否両論が出るのは必至です。

 

ここで他人の意向を重視すると、ちょっとしたネガティブな反応ですぐに自分の意見を変えて、最終的に自分の目指していたものとはかけ離れた結果になります。

 

全ての人に受け入れられようとすると、選択肢が極端に狭くなります。

 

数字を使って考えれば分かりやすいと思います。

 

母数となる値が増えれば増えるほど、公約数(割り切れる数)は減ります。

 

ですが、公倍数で考えれば、選択肢は広がります。

 

例えば、4・6・8の公約数(全てで割り切れる数字)は1と2しかありませんが、公倍数(全てに共通する倍数)は24・48・72と際限がありません。

 

同じように、全ての人に受け入れられる公約数を探す考え方は、自らの選択肢を狭めるだけです。

 

それよりも、公倍数を探すような考え方をすることで、自分の可能性を広げる事ができます。

 

では、公倍数を探すような考え方とは、どんなものだと思いますか?

 

非難してくる人の事は考えないようにすることが大切です。

 

どれだけ説明しても、賛同しない人は絶対にいます。

 

それは、両親や友達など身近な人かもしれません。

 

非難してくる人を説得する必要はありません。

 

わざわざ嫌われる必要はありませんが、他人から好かれようとする前に、まず自分自身が1番自分を好きになって下さい。

 

自分自身が好きでないものを他人に好きになってもらうのは限界があります。

 

自分が好きな事をやるためなら、自分の事を嫌いな人が多少いたって構わないと思います。

 

自分の可能性を広げたり、新しいアイディアを実現したりするには、他人がどう思うかばかり気にしていると、チャンスを活かしきれません。

 

可能性を広げたり、新しいアイディアを実現したりする過程では、全てが自分の思い通りに進むとは限りません。

 

そんな時、他人からの評価だけに依存していると、途中で挫折してしまうと思います。

 

私達はつい他人からの評価で頭がいっぱいになってしまいます。

 

役職や年収、学歴、インスタグラムのフォロワーの数などです。

 

もちろん、それが全く意味がないわけではありません。

 

ですが、他人の評価を上げる事ばかりに心血を注げば、結局、他人に振り回されてしまいます。

 

自分の可能性やアイディアは、社会や他人の評価ではなく、まず自分で価値を認めて下さい。

 

タイトルとURLをコピーしました