変える事にどんなに抵抗があっても、実際にやってみると、新しいやり方の方がしっくりくることが意外と多いです。
元々のやり方に大して理由がないので、決してベストでもなく、必然性も無いのに、癖・習慣でやっていただけだったりするからです。
「新しいやり方の方がしっくりくる事もあるかも」という程度の緩い感じで是非やってみて下さい。
先入観や決めつけをなくしていくと、可能性は大いに広がります。
それに戸惑いを感じる必要はありません。
自分を見失うわけではありません。
心を広く持って、単にやってみるだけです。
その時しっくりくれば、恥をかくのではなく、称賛されるべき事です。
もし他人が似たような壁に当たり、それを乗り越えれたらぜひ褒めてあげて下さい。
仲間の応援は、いつも非常に効果的ですし、自分にも戻ってきます。
壁に当たっているのも、それを乗り越えようともがいている事も、きっと手に取るように分かっていると思います。
自分に向いている方法はいくらでもあります。
「自分のやり方」を大事にしている人は多いと思いますが、自分に向いている方法は別に1つだけではありません。
むしろ、いくつもあると考えた方が自然です。
なぜかと言えば、普通の人は「あらゆる場合を想定して分析して、自分のやり方がベストだと結論を出して取り入れている」という事は言うほどやっていないからです。
色々なやり方があって、自分に向いている方法もいくつか考えられるから、オープンな気持ちで、肩の力を抜いて取り組んでみた方が良いと思います。
ただ、「自分のやり方」をどういう時に大事にするべきか、どういう時には柔軟に考えるべきかは大切です。
相手が自分の思いをよく理解した上で、どのくらい本気で勧めてくれるかが1つの指標になると思います。
自分の思いを全然理解せずに、単に押し付けてくるのは、もちろん論外です。
十分理解した上で勧めてくれるなら、重みがあります。
相手はかなりリスクを取って勧めてくれているわけなので、「そこまで言うなら・・・」という感じです。
何でもやってみないと気付きません。
これまで何年、何十年とやってきたやり方と違うやり方をすれば、たくさんの発見があります。
やってみなければ気付けなかった事も多いと思います。
自分のやり方にこだわっていた場合、どうしてそのやり方がベストなのか、今もベストなのか、他の方法はないのか、技術の進化をフルに活用しているのか、等をあまり考えなくなるからです。
考えなければ、発想も貧困になっていきます。
頭はどんどん固くなっていきます。
新しさに気付くこと自体なくなっていきます。
変える事で、そういう状況を一掃できます。
新しいやり方でやってみて、感じる気持ちを大切にして下さい。
感性が一気に刺激されて、多くの気付きが得られますし、気持ちそのものが豊かになります。
変化するという事は別に「勝ち負け」ではないので、まずはやってみて下さい。
自信が無い人ほど勝ち負けにこだわって、自分のやり方を変えると負けたと思う傾向があり、意味の無いこだわりを持っています。
こだわりというのは、固定化された考え方で、以前のある時期正しかったかも知れませんが、それから何年も経って、今にも通用するかどうかは定かではありません。
自分が変わらなくても、周りは変わっていきます。
シニア世代→シルバー世代→ゆとり世代→悟り世代と言われているように、教育方針が変わって、時代によって人間の考え方が違います。
シルバー世代の方が「これだからゆとりは・・・」と言っている内に、ゆとり世代と悟り世代がどんどん社会に進出してきます。
どんどん進出してきても「これだから最近の若い子は・・・」と言っていると、立場は上かもしれませんが、時代についていけていないのは自分という事になります。
自分が変わらなくても、周りは勝手に変わっていくので、どっちが遅れているのかよく考えて下さい。
私もゆとり世代です。
私から言わせてみれば、「その世代はそういう傾向があるだけ」としか思っていません。
私は私です。その人はその人です。
正直、興味がありません。
ただ1つ言える事は、ゆとり世代と悟り世代が社会に進出してきて、その世代が増えてくると、シルバー世代の考え方が非常識です。
常識というのは多数決で決まっているようなものなので、年月が経てば必ず、ゆとり世代・悟り世代の考え方が常識になります。
これだけは忘れないで下さい。
私は我が強すぎるので、私の常識は私です。
私がどれだけ社会で非常識だと言われても、それは私が最先端過ぎて、社会が遅れているという考え方をするぐらい私は我が強くて自己中心的です。
私の人生は私が決めるので、他人の常識は私には当てはまりません。
つまり、私も変化し続けなければどんどん頭が固くなっていくわけです。
ですが、私のこだわりはここだけなので、やり方などにこだわりはありません。
良いやり方があればそれをしますし、とにかく試したり挑戦したりはします。
この試す・挑戦をやらないままにして欲しくありません。
これをやらないままにするから、どんどん柔軟性も失っていくんです。
そもそも仕事のやり方は、勝ち負けで決まるほど単純ではありません。
何世代の人でも良いですが、話をしてくれる人、助言をしてくれる相手は味方です。
そこで勝ち負けにこだわる必要もなければ、勝ち負けそのものもどうでもいい事です。
そういうこだわりをできるだけ捨てて、どんどんやってみる方がしっくりくる事もたくさんあります。
自分を客観的に見て、少しでもオープンな気持ちで、色々試してみたり、挑戦してみて下さい。