皆さんは自己判断、自己主張ができていますか?
急に自己判断、自己主張と言われても、難しい話だと思います。
そんな時にまず私がアドバイスするのは、自分の周りにいる「いい人」と対極にいるような人を参考にしてみて欲しいという事です。
有名人で「いい人」のイメージの対極にいるのは、起業家の堀江貴文さんとタレントの坂上忍さんです。
2人とも、ご自身の意見を率直に表明するという意味で「いい人」の対極です。
さらにそれだけではなく、2人の共通点は、言葉と行動に「存在感がある」という事です。
存在感がある、つまり独自の輝きを放っている人の言葉と行動には、常にその人なりの哲学が込められています。
例えば、堀江さんなら「どんな場所でもスーツを着ない」という行動原則を貫いています。
世間でそのポリシーの是非が論じられるほど、堀江さんの存在感が増していくという事です。
また坂上さんは、まるで「王様は裸だ」と叫んだアンデルセン童話の子供のように、「それは言わない約束」という周囲の暗黙の了解をぶち壊すようなタブー発言を連発します。
しかし、自分が存在感を出す為に、必ずしもこうして世間に対して何か挑発的な事を言ったり、毒舌で人の意見に反対したりする必要はありません。
そうではなく、モノの考え方や言動にブレがなく、他でもない自分の意思に拠っている事が大切であると私は言いたいのです。
幸せな人生を送るために、皆さんもまず自分の存在感を意識して、少しでも自分を出してみて下さい。
また、こうした存在感について語るとき、「自分の色を出していこう」等と表現されることがあります。
自分の印象を相手に与える為には、その前提として自分の特色を知り、そこを強調して発言、行動する事が大事だという意見です。
ただ、そうやって自分の色を出せば出すほど、自分の事を好きな人と、自分の事を嫌いな人がハッキリと分かれてきます。
でも、そこで心配する必要はありません。
別に、自分の事を好きでない人が居たって問題はありません。
全ての人に気に入られる事なんて、どんな人だって無理ですし、自分の努力をもって、他人の気持ちを変える事などできないのです。
世の中にはいろいろな色があり、どの色も必要不可欠です。
例えば、緑や赤が嫌いな人がいたとしても、緑も赤も、どちらも必要な人がいるのです。
けれども「いい人」でいるという事は、ぼんやりした灰色でいる事です。
そこで終わらずに、是非自分の色を見つけ出して下さい。
その色こそ、世の中に必要だと思われる自分の色だからです。