自己投資。
分かりやすいようで、なんとなく雲を掴むような言葉です。
一般的に自己投資という言葉から連想するのは、英語や会計の知識、業界知識といった、仕事で活用する、いわゆるスキル系の勉強であると思われます。
その一方で、健康維持のためにジムに通うとか、料理の腕を磨く為に料理教室に通うといった、人生の充実のために通う何かを想像する方も多いと思います。
確かに、いずれも自己投資の1つです。
けれども、こうした「分かりやすい」ものだけではありません。
人に話を聞く、本を読む、仕事のやり方を工夫するといった事も、仕事のスキルを高めたり、人生の充実に繋がりうる「自己投資」なのです。
形はどうあれ、共通するのは、現時点で自分が出来ていない事を身に付けたいという願望です。
もっと仕事ができるようになりたい、もっと良い体形になりたい・・・。
まだ出会えていない、将来の自分の姿の探求です。
未知の可能性を広げるための様々な取り組みなのです。
そして、それは、人生における選択肢を増やしてくれる行動です。
仕事ができるようになれば、職業上の選択肢も増えますし、体形が良くなれば着れる服の選択肢も増えます。
頑張って勉強して、良い会社に入ったとします。
「その先は安泰だ」という時代ではありません。
何もせずにいたら、現状維持はできません。
必ず後退します。
勉強して覚えたことも使わないと、徐々に忘れていってしまったり、頑張って筋トレして筋肉質な体を作り上げても、さぼっていたら元より太ってしまったりします。
そういった話は身近にあふれていると思います。
仕事も人間関係も、人生を取り巻く全てが同様です。
経営を取り巻く環境や、個々人の価値観の変化が速い今の時代においては、一度職や難関資格を得ても、その後も努力していかなければ振り落とされてしまいます。
海外の超有名ビジネススクールでMBAを過去に取得して、今はパッとせず「一応〇〇出身なんです」という事がネタになったりします。
どんなに難しい資格保有者であっても、全く仕事に繋がっていない人もたくさんいます。
一旦何かを成し遂げたとしても、そこで立ち止まってしまえば、現状維持は困難です。
かつての栄光で一生安泰なんて事はありません。
変化を前提として、スピードと競争を意識せざるを得ない今の世の中においては、常に時代の流れを読みつつ、時代の変化に応じて微調整を行い、自分自身を革新させ続ける事が重要です。
かつての全体的な経済の成長を前提としていた時代のように、マクロ的に「生きる」のではなく、ミクロ的に「サバイブ」していかなければなりません。
もう世の中全体の流れや、常識、マジョリティーに従っていれば、なんとなく自分も成長できたという時代ではありません。
個々の状況に応じて、自分ならではの成長戦略を打ち立てる必要があります。
自己投資とは、人生における最大の防衛手段でもあり、今の社会を生きる社会人の必修科目と言えます。
私の記事を毎日読むことも自己投資です。
得るものはとても多いと思います。
「1ヶ月毎日読んでみたけど、何も変わらない」という方が大半だと思います。
自分が変わっていっている事に気付いていないので。
そう思ってやめる人というのは、とても視野が狭いです。
私の記事の内容も大切な事を書いていますが、それ以上に大切な事が、読み続ける事にあるんです。
自分が変わった事なんて自分じゃ気付きません。
人間と言うのは急激に変わったりせずに、徐々に徐々に少しずつ変わっていきます。
毎日髪の毛は伸びると思いますが、「いつもは髪の毛が0.03mmしか伸びないのに、今日は0.05mm伸びたなぁ~」と思いますか?
無いと思います。
人間の成長ってこれだけ小さく前進していくんです。
髪の毛は目で見て見えるものなので、1ヶ月もあれば変化は確認できます。
ですが、思考や物事を考える視野の広さや頭の柔軟性というのはなかなか気づけないものです。
なので、気付かなくて当然です。
ですが、毎日私の「思考」も「分析」も記事を読み続けた人と、自分が読みたい記事しか読まなかった人とは、1年後2年後3年後とどんどん差が広がっていくと思います。
これは、人生観や考え方や行動が変わっていく事なので、自然と人生が変わっていきます。
そして、その変化に気付く日は必ず来ます。
私がそうでした。
自分で気づかなくても、周りが気付くので、いつか知る事になります。
それに気づいた時、気付かされた時には、今の位置に自分はいません。
気付いた時には、もう「置いて行かれている」という事です。
興味もない事をするのはめんどくさい事も知っています。
ただ、これはテクニカル分析の精度に繋がる事なので、FXで利益を得続けたい方は実行して下さい。