貧しいお金の稼ぎ方

 

皆さんは生活の為にお金を稼ぐという意識ですか?

 

実は、生活の為にお金を稼ぐ意識は、心を貧しくしてしまいます。

 

当然ですが、名誉はお金では買えません。

 

例えば、ノーベル賞は10億円だせば貰えるものではありませんし、国民栄誉賞も同じです。

 

人間はお金を手にすると、次に名誉を求めます。

 

それはスポーツ選手も同様です。

 

何億円ももらっているクラブチームでの試合よりも、ナショナルチームの一員として国のために戦う事に誇りと名誉を感じるものです。

 

また、本当に稼ごうと思った時は、おそらく国際金融で働くのが1番良いはずです。

 

それこそ、ボーナスが何十億円という世界です。

 

しかし、全ての人がそうしないのはなぜでしょうか?

 

それは、やはり人生はお金だけではないと思っているからです。

 

人はクリエイティブな事に夢を追い求めるところがあります。

 

例えば、アニメーターは給料が低いとされますが、多くの人がアニメーターに夢を抱きます。

 

これはよく言われている事なのですが、仕事の内容が面白ければ面白いほど、たとえ給料が低くても人が集まってくるのです。

 

宮崎駿さんも最初は全然売れないアニメーターだったと言われていますが、それでもやり続けたというのは、お金よりも追いかけれる夢があったからだと思います。

 

また、今でこそ「脳科学」という分野も世の中の認知度が高まっていますが、昔は「そんなのでは絶対に食べていけないからやめておけ」と言われていたそうです。

 

脳科学に進むぐらいなら、医学部だったり教職を取れと言われるぐらいです。

 

なぜ、そのような事が言われるのか?

 

将来収入が良いからです。

 

日本人は生活の為に働くという意識が強すぎる為、それによって国全体として少し貧しくなってしまている部分があるかもしれません。

 

私自身は、生活の為というよりは多くの興味や好奇心があるので、色々な事を仕事にしていっていますが、結局は自分のやりたい事をやっていた方が結果としてお金もついてくるという風に思います。

 

日本では、学校教育において「お金」の事を学ぶ機会が少ないと思います。

 

社会に出た時に、ただ単にお金を稼いで殖やすという事だけではなく、お金を持つことで人生のオプションが増えるという事を知る必要があると思います。

 

資本があるからこそ思い切り挑戦できるのです。

 

私たちを支えるものは、「お金」だけではありません。

 

知識や経験、スキルも「資本」になります。

 

有形無形の財産や人との関係性など、多くのものが「資本」として私たちの挑戦を支えています。

 

例えば、夏目漱石さんの「坊ちゃん」では、父親が亡くなった時にお兄さんがお金をくれて、それを元手に坊ちゃんは必死に勉強します。

 

そこには、「これだけのお金があれば何年間かはたくさん勉強ができる」という考え方があります。

 

この感覚こそが資本の本質なのです。

 

全ての行動は思考から生まれます。

 

思考を変えない限り、人生は変わりません。

 

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