お金が無い所からお金を創る方法

 

今はアイデアをお金に変えれる時代です。

 

アメリカでベンチャーがこれだけ成功している理由の1つとして、アイデアにお金を出す投資家が多い事が挙げられます。

 

まさに、今はアイデアが通貨になっていて、アイデアをお金に変えれる時代だと言えます。

 

一般的な投資を含めて、お金を出したがっている人というのは意外といるので、それこそクラウドファンディングのような一般の人からお金を集めるという事もあります。

 

東浩紀さんと津田大介さんが、約1ヶ月間チェルノブイリへ取材に行く数百万円の経費をクラウドファンディングで集めたそうです。

 

そして、それによって出版された本は2万部ぐらい売れたようです。

 

最初はそこにお金が無くても、色々なノウハウやアイデア、東さんと津田さんの人気や知名度が後押しして、お金が集まってきたという、良いケーススタディになる事例だと思います。

 

また、もう1つの事例としては、子供の時に生活保護を受けていたというある女性が、生活保護についての雑誌を創刊したいという事で、やはりクラウドファンディングでお金を集めたところ、あっという間に目標額が集まり、その雑誌が立ち上がったという話もあります。

 

このような事例を分析すると、いくら手元に貯蓄がなくても、チャレンジする脳というのは誰もが持っているという事です。

 

元々お金に関する制度というのは、皆がチャレンジする事を前提にリスクをどう分かち合うかという事が元で生まれてきています。

 

付け加えれば、お金というのは本来そういうものでなければいけないのです。

 

大学という教育機関においても、その歴史を紐解いていくと、それぞれ学者が色々な研究や勉強をしていたのですが、それを学生たちが「ここに凄い学者がいるから学びたい」という事でクラウドファンディングに近い形で学生がお金を出し合って自然発生的に生まれたのです。

 

そのような原点に戻れば、大学にしても会社にしても、チャレンジの為の安全基地になるはずです。

 

ところが、それが現在のように何か確率したものになってしまうと、徐々に過保護型になってきてしまうのです。

 

学歴優先社会、あるいは一流企業のブランドに頼ってしまう事で、もし会社が傾いてしまったり、リストラされるかもしれない時にどのように対処するのでしょうか?

 

そう考えれば、この過保護型の偽りである安全基地は何の保証にもなっていない事が分かるはずです。

 

おそらく、多くの人の認識の中には「何だかんだ言っても、良い大学を出ていなければ話にならないでしょう」「一流企業であれば、終身雇用みたいなのがあるのではないか」というものがあるかもしれません。

 

ですが、この過保護型の安全基地というのは「接近戦」にはある程度の対応が可能かもしれませんが、距離が遠くなると役に立たない事があります。

 

分かりやすく言えば、いくら東大のような一流大学を出たとしても、それは日本では通用しますが、外国に行ったらまったく通用しないという事です。

 

それは企業でも同じです。

 

余程の国際的ブランド企業でない限り、日本で大企業といったところで、グローバルの土俵ではお金を生み出す事はできません。

 

現代でお金を生み出すもの。

 

それは個人や企業の発想力、つまりはアイデアなのです。

 

発想力もアイデアも、知識という材料を思考という道具を使ってどう料理するかで生まれます。

 

何でも思考が伴わないと稼ぐ事が難しいのです。

 

タイトルとURLをコピーしました