成功する人は、多くの知識を持っています。
ですが、全てが机の上で勉強した訳ではありません。
必ず日々の生活を常に学びの場として意識しています。
私達は、年齢を重ねる度に後輩や部下などの存在ができます。
そして様々な事を教えないといけない立場になりますが、教えるという事は、場合によっては成長を止める事があります。
私の知り合いに小学校の先生がいます。
先生はいつも教えることのネタ探しばかりしています。
どんな風に教えれば、子供たちの理解が深まるのか。
先生が持つ子供への情熱は、本当に素晴らしいと思いました。
ですが、私は気になる部分があります。
お行儀が悪いという部分です。
会食で出会ったのですが、料理の注文が明らかに多かったのです。
そして、料理がテーブルに並べられると、「いただきます」と手も合わさずに食べ始めます。
最終的に食べきれることはなく、ご飯を残して食事を終了します。
私は「今の小学生はお茶碗にご飯を残してもいいのですか?」と聞きました。
先生は「皆残さず食べるよ」とサラッと言いました。
教師は教える仕事だから、子供たちから学ぶことはないのかなぁ~?と思いました。
お行儀の部分では、明らかにこの先生よりも子供の方が優秀です。
ですが、先生は教えることばかりに目を向けて、子供から学ぶことはありません。
優秀な人は、必ず常に学んで、成長している存在です。
これは相手が子供であっても関係ありません。
仮に子供が真剣な表情で「いただきます」と手を合わせていれば、その姿を見て自分の行動を見つめ直して、改めて食べ物に対する感謝の心を学ぶはずです。
自分にとって都合の悪い人であっても同様です。
自分が個人的に嫌いな人間を認める事ができる人間は少ないと思います。
他人から自分に足りないモノを学ぶという姿勢は忘れてはいけません。