機嫌を守るという事はビジネスだけでなく、プライベートにおいても他人と信頼関係を守る為には不可欠です。
相手の期待を上回る事ができれば、相手に感動を与えれる事すらできます。
だから、「すぐやる人」は指示や依頼を受けた時に、とにかく動き出しが早いのです。
その第1歩は、期限を与えられたままやるのではなく、期限は自分で再設定するという事です。
期限が差し迫った依頼であれば、時間に対しての緊張感はある程度持てます。
しかし、そうでないものの場合、時間を無限に感じていては「いつか」で良くなってしまうのは自然な事です。
「やらなきゃいけない」という事は、誰もが感じている事のはずですが、テキパキと「やる」のか「やらない」のかでは大きな差がついてしまいます。
時間がありすぎるから時間がなくなってしまうのです。
制限時間を意識して仕事をする場合と、それを感じずに仕事をする場合では、集中力の高さが変わってきます。
限られた時間しかないとなった場合は、私たちはその中でできる事を真剣に取捨選択するようになります。
逆に、制限時間という強制力がないままで自分の意志でなんとかしようとしても、なかなか思うようには行動できないのが人間なのです。
少し思い出してみてほしいのですが、夏休みの宿題はいつやっていましたか?
余裕を持って全て終わらせていましたか?
それとも夏休みの終わりに「ヤバイ」と思いながら一気に片付けていませんでしたか?
「ヤバイ」という時間の無い現実に追い込まれて、初めて行動を起こす人は少なくないと思います。
時間が無いからテレビなんて見ている場合じゃない、LINEやSNSをしていては間に合わない、と感じられるので誘惑に勝つことができます。
時間が十分にあると勘違いしてしまうと、私たちの前には選択肢が増えます。
「やる?やらない?まだ明日やれば間に合うのじゃない?」と、1つ1つの事に決断する機会が増えるほど迷いが生じ、行動力がグンと落ちてしまうのです。
「すぐやる人」が期限や締め切りを自分で設定するのは、人に言われて動いている時間ではなく、自分の意思で動いている時間を増やせば、主体性を持てる事を知っているからです。
つまり、糸がビンと張ったように、「ちょっとタイトだな」と感じるくらいの期限設定によって、時間の強制力をうまく活用することで瞬発力を高めることができます。
そうすることで最初の一歩が速くなります。
最初の一歩が速いと、その後も続きやすくなります。
最初の一歩がズルズルいけばいくほど、先延ばしのサイクルにはまりやすくなります。
計画とは計画通りに進まないものです。
様々なトラブルが発生するリスクは常に潜んでいます。
だから、早めに期限を設定してしまうことで、もしものことがあっても対処できます。
時間の強制力を活用しながら早く、的確な取り組みをしていって下さい。