皆さんは目標を持っていますか?
そして、それはどれくらい明確なものですか?
「すぐやる人」は、目標に数字を取り入れる事で行動をコントロールしています。
一方で「やれない人」というのは、全てが感覚的になりすぎていて、安定した行動力を発揮することができなくなっています。
単純に考えてみれば分かります。
旅行に行こうと思って旅費を調べてみたら、約50万円が必要になったとします。
旅行に行く為には50万円貯めないといけません。
このように数値のある目標を設定すれば、休日に店先で目に止まった靴を衝動買いしてしまいそうになっても、「旅行の為にここは我慢しよう」とその衝動を抑える事ができるはずです。
つまり、感覚的に使おうとするのではなく、目標の為に自分の欲をコントロールする事ができます。
これは数字で目標を設定していたからこそ、今は我慢しないといけない時なのか、それとも今はまだ余裕がある時なのか、という事を判断する事ができるようになるのです。
目標が基準を与えてくれているわけです。
一方で、このような数値を含めた目標がないと、その場の雰囲気やその時の気分などに、「なんとなく」流されてしまいます。
そもそも人間というのは、頑張りたくない生き物なのです。
「楽して上手くいくのなら、なるべく楽をしたい」
そう思う事は自然なことなので、その気持ちを否定するのではなく、その気持ちをどうすればコントロールできるのか、と考える基準を持つことが大事です。
それを習慣づけていけばいいのです。
その基準は数値を含んだ目標でなければなりません。
数字を上手に使えば、自分をコントロールしやすくなります。
もちろん、その数字が漠然としたものでしかなく、説得力がなければ、自分をコントロールする事は容易ではないと思います。
ダイエットでも同じです。
体重を50キロまで落とそう決めたら、50キロになるまで食事を我慢をしたり、筋トレや有酸素運動をしたりします。
ダイエットで食事制限をしていると、たくさんの食べ物の誘惑があります。
食べたい食べ物の栄養価を見たりすると、諦めがついたりします。
数字で物事を捉える習慣をつけておけば判断力が高まり、その結果として、とても的確な行動がとれるようになります。
そうすると、もっと自分に自信が持てるようになって、どんどんプラスの行動のスパイラルが大きくなっていきます。
曖昧な目標は心理的なプレッシャーを生みません。
だから、なかなか成果に繋がらないのです。
目標を持つことは、基準を作ることなのです。
基準ができれば、全ての行動にスピードが生まれます。
判断に迷わなくなるからです。
だから、「すぐやる人」は感覚ではなく数値という圧力をうまく利用して行動をコントロールしているのです。
必ず目標には数値を付け足して下さい。