お金に強い人は、お金の学びに投資します。
お金に弱い人は、お金の学びに投資しません。
お金に強い人とお金に弱い人は何が違うのか。
これは、お金について学んでいるのかどうかです。
しかも、素直に学んでいるかどうか。
さらに、それを継続しているかという事です。
「お金に対して、素直に学び続ける」ことができているかどうかです。
考えてみれば、当たり前のことかもしれません。
例えば、ゴルフが上手くなる為には、誰でもゴルフの練習をします。
ゴルフについての本や雑誌を買って学んだり、実際にゴルフの練習場に行って打ってみたり、ラウンドをしてみたり。
これはどんなスポーツでも、楽器でも、仕事でも同じです。
最初から詳しい知識があるわけはないですし、いきなり上手くできる事はありません。
天才と呼ばれている人たちだってそうです。
最初は誰でも、学びから入ります。
練習をしていく。
経験を積み重ねていく。
そうやってどんどん上手くなっていくのです。
ところが、どういうわけだか、お金については、その発想が抜け落ちてしまいます。
何も学ぼうとせずに、できると思ってしまうのです。
練習しなくても、いきなりできると勘違いしてしまいます。
いきなりプロのような事をやろうとしてしまいます。
これでは、うまくいくはずはないのです。
私の周りのお金持ちの人たちは、皆とてもよく勉強しています。
お金についてとても詳しいです。
金融商品にも詳しいですし、マーケットにも詳しいです。
そして、それを継続しています。
この人たちに共通しているのは、「お金を得るには勉強が必要」という強い認識であり、同時に「お金について学ぶにはお金が必要」という、これまた強い認識です。
逆に、お金に弱い人達に共通しているのは、お金についての勉強をしていない事です。
お金に対しての勉強にお金を使わない、使おうともしないという事です。
お金に強い人は、お金の学びにお金を使います。
お金に弱い人は、お金の学びにお金を使いません。
何かを学ぼうとする時には、多くの場合、お金がかかります。
お金に強くなれた人は、それが分かっているので、そのお金を惜しみません。
高いお金を払う勉強だけではないのです。
例えば、本を1冊買うことだっていいです。
お昼の弁当代くらいの値段で買える本だってあります。
電子書籍は、紙の書籍より安いので、単行本も安く買えます。
それこそ1回飲みに行くことを考えれば、何冊、本が買えるでしょうか?
有意義な飲み会なら全く否定はしませんが、なんとなく行くような飲み会なら、それで本を買った方がいいかもしれません。
もしかしたら、その1冊が人生を大きく変えるかもしれないです。
仕事が忙しくて学びの時間がないという人も少なくありません。
しかし、忙しいのは、皆同じです。
学びに情熱を持っている人は、少しでも学びの時間をつくろうとします。
それこそ、朝10分でも15分でも本を読むというだけでも立派な勉強です。
夜、寝る前に継続してお金について何かするというのも1つの方法です。
昼休みの時間を使うのも良いと思いますし、通勤の時間を使うのもあります。
電車でスマホをいじっているくらいなら、本を開いた方が良いです。
お金について学ぶ時間は、わずかでも習慣化してしまうと良いと思います。
私よりお金に詳しい人はたくさんいます。
その人達の多くが、お金持ちになって成功しています。
しかし、そんな人でも、今も学びを継続しています。
私が強く感じるのは、素直さです。
起きている事を認めて、素直に学ぶのです。
そして、決して人のせいにしたりしません。
何かのせいにしたりしません。
素直に受け入れて、また学ぼうとします。
そして、もしうまくいったら、あれはたまたま運が良かったからだと謙虚な姿勢で受け止めて、また学び続けます。
逆に、お金に弱いままの人は、そうはなれません。
だから、何かのせいにします。
自分のせいではないと考えてしまうのです。
お金に強い人は、上がったらラッキーだと考えます。
お金に弱い人は、下がったら人のせいにします。
うまくいく人は素直でいるから、人の話も積極的に聞きます。
お金持ちは皆オープンマインドなのです。
自分とは違うやり方をしている人の話にも、素直にかつ謙虚に耳を傾けます。
学ぼうとするのです。
「自分とはスタイルが違う」
「あれはあの人だから上手くいっただけ」
「自分は自分のやり方さえ貫けばいい」
なんて事は考えません。
「いいものは、どんどんトライしていこう」と考えていくのです。
そして、まずは「練習」という意識を持っています。
ここで、「上がったらラッキー」という考え方が生きてきます。
いきなり無理に大きなリターンを狙いにいかないのです。
まずは練習期間が必要である事を知っているのです。
だから、自分の失敗からも学ぶことができます。
そして、その失敗からも学ぼうとします。
結果的に、同じ失敗を繰り返さなくなります。
こうしてどんどん力をつけていくのです。