お金に強い人は、リスクをコントロールします。
お金に弱い人は、リスクを避けようとします。
お金についての学びが重要なのは、リスクについて理解をする事ができるようになるからです。
お金に強い人とお金に弱い人の大きな違いに、「リスクについてどれだけ理解をしているか」という点があります。
リスクについては、必ず知っておいて欲しい事があります。
それは、端的に言えば、「リスクの無いところなんて実はない」という事です。
これは、お金の世界に限らずです。
リスクを全て避ける事などできないのです。
例えば、自動車を運転する。
自分がどんなに安全運転をしていても、無茶な運転をしている車にぶつけられるかもしれません。
そのリスクは常に存在しているという事は、誰にでも分かると思います。
それでも、そのリスクがあるから車を運転しないという人はほとんどいないと思います。
旅行に行くのに飛行機に乗る。
縁起でもないですが、飛行機が100%安全だと言い切れる人はいないです。
飛行機に限らず、新幹線も船も同様です。
もっと言えば、通勤の電車で命を落とした人もいます。
それこそ、乗り物に乗らなくても、歩道を歩いていても事故に遭わない保証はありません。
もっと言ってしまえば、高級なお店で食事をしたはずなのに、食虫毒に見舞われる事もあります。
何が起きるか分からないのです。
リスクを意識していないだけで、実はリスクだらけなのです。
にもかかわらず、お金の話になると、リスクには及び腰になってしまう人が少なくありません。
お金をリスクにさらすのは嫌だ、減ったりするのは絶対に許せない。
しかし、お金が減らなければ、本当にリスクには直面していないのでしょうか?
例えば、今や銀行に預金を入れても、0.01%の金利しかつきません。
お金はほとんど増えないと言っても過言ではないです。
一方で、世の中にはもっと高い利回りが期待できる金融商品があります。
同じ100万円でも、銀行預金に入れたままにしておくのと、高い利回りが期待できる金融商品で運用するのとでは、10年で大きな差がついてしまっているかもしれません。
もっと言えば、インフレに切り替わって物価が上がり、お金の価値が下がってしまったらどうなるか。
実質的に、お金は目減りすることになるのです。
言ってみれば、お金が増えないというリスクにさらされるのです。
じっとしているのも、実はリスクなのです。
もし、お金について学びを深めてお金を増やすことができれば、このリスクには直面しないで済みます。
だから、お金に強い人たちはこう考えます。
お金に強い人は、お金が増えるチャンスがあると考えます。
お金に弱い人は、お金が減るのは絶対に許せないと考えます。
もとより、リターンとリスクはセットです。
リターンを得ようと思ったら、リスクと向き合うしかありません。
リスクを覚悟するから、リターンを得る事ができるのです。
リターンを得ようとするのに、リスクを避ける事はできません。
だから、リスクを避けようとするのではなく、リスクをコントロールします。
それを学びによって実現させようとするのです。