長期視点

 

お金に強い人は、下がっている時が買い時と考えます。

 

お金に弱い人は、上がっている時が買い時と考えます。

 

「どうやったら儲ける事ができますか?」

 

そんなシンプルな質問をもらったら、私はこう言います。

 

「安く買って、高く売ることです」

 

実は、これはどんな商売でも同じです。

 

安く買って高く売る事ができれば、それだけ大きな利益を手にする事ができます。

 

お金に強い人は、この事を理解しています。

 

安く買えるタイミングで、行動を起こします。

 

ところが、お金に弱い人は違います。

 

人と同じ行動を取ろうとしてしまうのです。

 

だから、FXも上がり始めて皆が買う時に自分も買う。

 

もっと上がるだろうと思って買う。

 

皆買っているわけなので、安心して買えると思っているのかもしれません。

 

これまで上がってきたからもっと上がるだろうと考えたのかもしれません。

 

しかし、皆が買っている時は、相場が上がっている時なのです。

 

そして、これまで上がってきたという事は、下がるリスクも高くなっているのです。

 

なのに、買ってしまうわけです。

 

典型例は、バブルです。

 

世界のどこでも、過去の歴史においても、何度もバブルは起きていますが、値上がりして過熱しているのに、どんどん人が群がっていってしまいます。

 

高値なのに買いにいってしまう。

 

結果的に、高い価格で買うことになってしまうのです。

 

安く買って高く売る事が、儲ける事ができる方法なのに、です。

 

やっている事が逆なのです。

 

バブルは売りの時期なのです。

 

逆に、チャンスなのは安くなった時下がった時です。

 

お金に強い人は、安くなった時に買います。

 

お金に弱い人は、高くなっている時に買います。

 

典型的な買いチャンスは、何かの理由で市場が暴落した時です。

 

リーマンショックは象徴的な例ですが、最近の例で言えば、イギリスのEU離脱がもたらしたブレグジットショック、トランプ大統領が就任した事で起きたトランプショックなどがあります。

 

金利の引き上げが、市場に動揺をもたらす事もあります。

 

年に幾度か、こういう事は必ず起きてくるのです。

 

株式市場の暴落は、大きなニュースになります。

 

多くの人は投資家はショックを受けているだろうと思っているかもしれません。

 

ですが、お金に強い人は違います。

 

確かに持っている株は値を下げたかしれませんが、それは買いのチャンスでもあるのです。

 

言ってみれば、突然やってきたバーゲンセールです。

 

だから、一気に買いに向かいます。

 

暴落は、投資家にとっては絶好の買いの機会なのです。

 

実際、業績はまったく変わっていないのに、市場全体が動揺したというだけで値を下げた株価は、たいていの場合、短い期間で元に戻ります。

 

FXも同じです。

 

国の景気が悪化したわけでもないのに、相場の動揺で暴落する事があります。

 

暴落している時に買うのは、「もっと下がるかもしれない」という怖さもあるのかもしれません。

 

しかし、国に問題があったわけでなければ、多くの場合は元に戻ります。

 

ここで重要な事は、「焦らない」という事です。

 

相場が戻るまでには時間がかかります。

 

だから、それまで忍耐強く待つ必要があります。

 

ここで利益を焦ってはいけないのです。

 

しかし、長期の視点を持っていれば、この間に利益を得る事ができます。

 

FXなどの投資では、必ず長期の視点を持ってトレードして下さい。

 

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