「天職」や「適職」は不毛な議論

 

「自分の好きなことを仕事にしていいのだろうか?」

 

「仕事とプライベートは分けた方がいいのだろうか?」

 

そのような心配をしている人は少なくありません。

 

特に自らの仕事について考える時、好きな事やプライベートとのバランスを気にする人が多いようです。

 

こと仕事に関して言えば、その仕事を好きになり、一生懸命頑張れる人ほど、優秀な成績をおさめる傾向があります。

 

トップの成績をおさめている社員が、他人にやらされているような態度で仕事に臨んでいるという事例は、これまで一度も聞いた事がありません。

 

「好きこそものの上手なれ」という言葉もあるように好きであればあるほど夢中になれます。

 

夢中になれる事ほど、強いものはないのです。

 

夢中は努力に勝ります。

 

強い集中力が発揮される時間が長ければ長いほど、実現力は加速していきます。

 

稼ぐ力も同様です。

 

だからこそ、自分の好きな事、夢中になれる事を仕事にするべきなのです。

 

そこには、「天職」も「適職」もありません。

 

しいて言えば、「天職」にするのも「適職」にするのも、これからの自分次第です。

 

自分がその仕事にどう向き合い、どう捉えるのかによって、あらゆる仕事は「天職」にも「適職」にもなるのです。

 

同じ時間を費やすのなら、自分にとってまったく興味が無い分野ではなく、自分が好きでたまらない分野で勝負した方がいいのです。

 

限られた人生の時間を、嫌いな事に使っている暇はありません。

 

しかし、日本人の仕事に対する考え方には、驚くほど自由がありません。

 

決まりきったやり方に終始している為に、その仕事に対する興味や関心が薄れ、ワクワクも生じにくくなっています。

 

一方で、ごく一部の人は、自分がワクワクできるような事を仕事にして、精神的な幸せを掴んでいます。

 

そのプラスの感情は、収入やプライベートにおいても、さまざまなプラスの効果をもたらしていきます。

 

もちろん、どのような立場の人であっても、そのような幸せな働き方を諦める必要はありません。

 

誰にとっても、夢中になれる事を選択していく事こそ、幸せな人生への近道になります。

 

仕事とプライベートに関する議論も同様です。

 

最初から仕事とプライベートを分けて考える必要はありません。

 

稼いでいる人ほど、プライベートの延長線上で仕事をしているものです。

 

そのような人は、いかにも楽しそうに仕事をしています。

 

また自由度が高く、ストレスのない仕事をしていて、裁量性が高いです。

 

ワクワクが全ての答えであるとするなら、仕事であっても自分が好きな事を選び、プライベートとの垣根もなく、楽しむことが最良です。

 

自分の好きな事を仕事にしてもいいのかではなく、稼ぎたいのなら、自分の好きな事・夢中になれる事を仕事にするべきです。

 

また、仕事とプライベートを分けるのではなく、プライベートの延長線上でできる事を仕事にして下さい。

 

その時の判断材料は、自らの感情です。

 

「天職」か「適職」か、という議論は不毛です。

 

仕事もプライベートも垣根のない、夢中になれる事に携わることが、結果的に稼げる人間になる為の近道です。

 

以上の事は、感情の作用や意識の継続性、意識の強度など、あらゆる見地から見て間違いありません。

 

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