他責より自責が・・・

 

皆さんは、色々と人のせいにし過ぎていませんか?

 

人間関係において、頻繁にトラブルを引き起こしている人は、ひょっとすると他人のせいにし過ぎているタイプかもしれません。

 

他人のせいにするという考え方は、「思考の癖」であり、日頃から習慣づいたものです。

 

この癖がある人は、意識的に早めに改善した方が良いと思います。

 

当事者意識や主体性の話と似ていて、自分の人生に自分で責任を持っていなく、自分の改善よりも先に周りや環境に責任転嫁してしまいます。

 

これは稼ぐ云々だけの事に限らず、人生のあらゆる状況でトラブルにあったり、不利に働いたりする事に繋がります。

 

例えば、会社を遅刻した時に「電車が遅れたから悪い」と考えるのか、それとも「自分が家を出るのが遅かったから悪い」と考えるのかは、人によって異なります。

 

前者のように考えてしまう人は、どのような状況でも、つい自分以外の人や環境に対して不満を抱きやすくなります。

 

相手への感謝や敬意を怠りがちです。

 

その為、問題が起きると、自分を除外して犯人探しをしようと躍起になりがちです。

 

一方、後者で考える人は、常に自分の改善点について考えれる成長思考タイプの人と言えます。

 

このタイプは、不平・不満を溜めず、精神状態が安定している人が多いです。

 

なぜなら、自分に問題があるとすれば、それを改善すれば良いと考えているからです。

 

他人や周りの環境を改善する事は容易ではないものの、自分を改善する事はできます。

 

そして、改善は成長へと繋がっていきます。

 

それが結果的に、稼げる自分へと近づく事となります。

 

しかし、他人や周りの環境のせいにする人は、なかなか周囲の問題が改善されない事に苛立ち、不満だけが溜まっていきます。

 

そういった人は、別の環境に移ったとしても、また別の不満が生じるものです。

 

例えば、職場環境や社員に不満があって、転職した人の場合、転職後しばらくは「前の会社よりも遥かに良い」と言うのです。

 

しかし、慣れてくるとその内また細かい所が目につきだして、時間が経てばまた同じように不満が溜まり、トラブルが生じるのです。

 

さらに、そのような人の近くにいる人は、ネガティブな雰囲気を感じて離れていきます。

 

特に成功している人というのは、そのようなマイナスの空気を敏感に察知して、できるだけ距離を置こうとするものです。

 

そうなると、稼げるチャンスも遠のいていきます。

 

このような思考の癖は自分でも気づきにくく、改善には時間がかかります。

 

自らの思考の癖を認識して、時間をかけて「他責」から「自責」へと発想を変えていかなければなりません。

 

自責の習慣が身に付けば、成長速度は早まります。

 

他人のせいにしている人よりも、望む地点まで早くたどり着けるようになり、稼げる自分に近づくのです。

 

自責の習慣を身に着ける為に、私は以下のように考えるようにしています。

 

これによって、課題は自分にあるのだと実感することができます。

 

「不満が溜まるのは感謝が足りないから」

 

「他人を責めたくなるのは、自分がその人に依存しているから」

 

会社が倒産寸前の逆境の中、「自責」と「感謝」でV字回復したという事例もあります。

 

逆境の中では、「こんな時こそ誰のせいにもせず、ここから先自分が出来る事に集中する」と思って下さい。

 

一般的には、お金を持ち逃げされた時には相手に裁判する事などを考えると思います。

 

ですが、「他責」ではなく「自責」を選ぶ事をして下さい。

 

トラブルに意識を浪費すること無く、日々に感謝して行動出来たことが成功を生みます。

 

今苦境に立たされ大変な方こそ、「自責」と「感謝」を大切にして下さい。

 

そうすれば、必ず状況は好転するはずです。

 

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