「成長」に必要な3つの栄養

 

稼げる自分になる為に、あらかじめ用意しておくべきものに「成長できる仕組み」があります。

 

自分なりの成長できる仕組みを持っておけば、それが日々の成長速度を上げ、よりゴールへと到着しやすくする為です。

 

稼げている人は必ず、自分がどのくらいのスピードで成長できているのかを気にしています。

 

自分が成長すればするほど、短期間で目標を達成できるようになり、より大きな目標へと向かう事ができるためです。

 

稼いでいる人は成長速度が速く、逆に稼げていない人は成長速度が遅いというのは、肌感覚として、多くの人に理解しやすいと思います。

 

そしてそれが、時間の経過とともに大きな差となっていきます。

 

実は成長の仕方というのは、それほど沢山種類があるわけではありません。

 

大抵の人は、自らの経験から課題を見つけ、アイデアを出し、改善していく事によって成長しています。

 

こうした流れのことを、一般的に「PDCAサイクル」といいます。

 

PDCAとは、「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(改善)」の略称で、改善や問題解決の基本とされています。

 

人の成長においても、このPDCAサイクルが使えるのですが、私はよりシンプルな定義として「AIDサイクル」を推奨しています。

 

AIDとは、「Analyze(分析)」「Idea(アイデア)」「Do(実行)」のことです。

 

PDCAの場合、Planを経由していないタスクや、「思い立ったら行動」タイプの仕事をする人には使いづらいという点や、DoとActionが機能的に似ているなど必ずしも柔軟なツールではないと考えています。

 

そこで、AIDという3つの機能にまとめた方が、よりシンプルなプロセスに改善され、使いやすくなります。

 

とくに革新的な発想が求められるビジネスの分野では、ロジカルに考える左脳的思考より、クリエイティブな右脳的思考が必要な場合があります。

 

PDCAよりもアイデア出しを促進することで、よりクリエイティブ性を引き出し、ロジカル偏重の日本的な働き方を改革しようという狙いも含まれています。

 

AIDによる一連のサイクルは、右脳的思考を誘発してくれます。

 

現状を分析し、アイデアを創出し、実行に移していくことで、既存の方法では対処できないクリエイティブ性が求められる問題にも対応できるようになります。

 

それぞれの手順をより掘り下げてみましょう。

 

まずAnalyzeでは、自分が置かれている状況を把握し、現状を分析していきます。

 

これまでできたこと、できなかったこと、今後課題になりそうなことなどを客観的に分析するのがポイントです。

 

できていないことがあれば、その原因まで調査します。

 

次にIdeaでは、具体的な改善策を考えていきます。

 

ここでは、箇条書きでいいので思いつくままに改善策を挙げていきましょう。

 

質より量が大事です。

 

どれだけくだらないものでも問題ありません。

 

この作業が、クリエイティブな発想を誘発し、斬新なアイデアを生み出します。

 

これが、PDCAにはない創造的な新機能となります。

 

これらの過程を経て、最後にDoへと至ります。

 

創出したアイデアから、行動に移せるものを実行していきます。

 

行動を経て、また、Analyzeに戻り、再度分析・アイデア創出・実行というサイクルを回していきます。

 

こうした流れの速度を上げていくことで、成長スピードも上がっていきます。

 

AIDによって、「分析力(ロジカル)」「アイデア力(クリエイティブ)」「実行力(アクション)」という3つのスキルが融合し、「左脳」と「右脳」と「足」が三位一体となって成長、そして成果へと結び付けることができます。

 

今の自分をより良くするために、また、より大きな成長を求めていくためには、成長の仕組みが必要です。

 

AIDのような一連の成長サイクルが、自分にこれまで以上の成長をもたらします。

 

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