距離の縮め方

 

英単語や漢字を覚える時、その英単語や漢字を単独で覚えようとせず、例文にして覚えなさいとよく言われると思います。

 

「長い文章で覚えるより、単語を繰り返し書く方が覚えやすいのではないか?」と思う人もいるようですが、それは単なる思い込みです。

 

人間というのは、新しいものや、奇妙なもの、珍奇なものに対して抵抗を感じる性質があるらしく、見たことも聞いたこともない新しい英単語や漢字はすぐに覚えられないそうです。

 

一方で、自分が知っていること、一度でも見たことがあるものに対しては、親近感を抱くそうです。

 

更に何度も何度も接触しているものについては、それが自分と親しいものだと感じるようになります。

 

これは心理学では「単純接触効果」と言って、何度も目にしていたり、接触する回数が多ければ多いほど、その効果は高まります。

 

毎朝1秒微笑みかけるだけでも良いです。

 

「おはようございます」の挨拶だけでも良いです。

 

毎日続けていれば、一晩ゆっくり語り合うよりも、相手が親しみを感じる効果が大きいのです。

 

同じクラスの人を好きになったり、社内恋愛したりするのも、この単純接触効果の影響だと思います。

 

このように、人の脳は、接触回数を増やしさえすれば、記憶に定着しやすくなり、仲間だと思いやすくなるのです。

 

英語を習い始めた頃を思い出してください。

 

出てくる単語を覚えなければならない時に、「SUPER」という単語は、実はほとんどの人が1回で覚えてしまいます。

 

なぜなら、これまでに英語を勉強していなくても、「スーパーマン」「スーパーマーケット」「スーパーセール」など、「スーパー」という単語は何度も聞いてきているからです。

 

「SUPER」という単語を覚えるために四苦八苦した人はいないのではないでしょうか?

 

「SUPER」という綴りは知らなくても、音として聞いたことがあるから、「そういう意味だったのか」と、これまでの記憶の中でスッと繋がって、定着するのです。

 

頭の中にあるものを、自分の言葉にして、口に出すこと。

 

笑顔で、テンションの上がる言葉や、前向きな言葉を繰り返し言うこと。

 

この2つだけで、自分も周りも驚くほど変化するので、是非やってみて下さい。

 

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