リスクとの向き合い方

 

投資家というと、どんなイメージがありますか?

 

「パソコンの前で、数字のデータとグラフを分析している」

 

「ギャンブルのように株式やFXを売買する」

 

そのような「デイトレーダー」の印象が強いかもしれませんし、マンションなどの不動産投資をする人を想像するかもしれません。

 

しかし、実際は人間的で泥臭いものです。

 

特に、主な投資先が中小企業の場合、地方まで足を運び、実際にその上地を歩き回り、人に会い、直接お話をして、成長するかどうかを見極めています。

 

地道な成長企業は、実際に地方に調査しに行き、実態を聞かなくては気付くことができません。

 

そうして適切にリスクをとっていける人たちなのかを見極めます。

 

投資家的な見方をすると、成長のにおいを嗅ぎ分けられるようになります。

 

先入観にとらわれると、成長に目がいきません。

 

常識や固定概念から逃れるためにも、投資家的なものの見方を大事にして下さい。

 

リスクとの向き合い方が「二極化」を生みます。

 

日本人は2つのグループに分けられると考えます。

 

・失望を最小化する人たち

 

・希望を最大化する人たち

 

まず、圧倒的に多数なのが、「失望を最小化する人たち」です。

 

彼らは、「将来には、どうせ失望が待っている」という考え方をして、なるべく失望を少なくしようと、行動原理もリスクを最小化する傾向があります。

 

「今いる会社は好きではないけれど、転職したらもっとブラックなところに行くかもしれないから、我慢しよう」

 

「友人が多いと傷付くことがあるかもしれないから増やさない。SNSもしない」

 

そんなマインドを持った人達です。

 

お金についても、「貯めておけば何とかなるかもしれない」と、不安に取り憑かれて節約ばかりするのです。

 

一方で、少数派なのが、「希望を最大化する人たち」です。

 

彼らは、「将来は明るいし、挑戦した方が喜びは大きくなる」と前向きに考えられるグループです。

 

自分を成長させるため、そして会社に貢献するために、「自分にできることは、積極的に取り組もう」と考えます。

 

変化を望み、自ら進んで動き、希望を最大化するべく行動します。

 

このグループの人は、「何もしないこともリスクだ」ということが分かっているので、消費や投資行動にも前向きです。

 

「コップに残った半分の水」という有名な話があります。

 

その半分の水を見て、「半分も残っている」と考えられる人は、物事の良い部分を見る人です。

 

つまり、「希望を最大化できる人たち」です。

 

一方で、「半分しか残っていない」と考える人は、「失望を最小化する人たち」です。

 

希望を最大化できるように、物事の良い部分を見れるようになって下さい。

 

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