人生の投資家

 

「投資」という言葉を聞いて、何を想像するでしょうか。

 

「お金でお金を稼ぐなんて汚い」「そんな余裕はないし、危ないからやりたくない」「投資なんてギャンブルだ」という風に思う人が多いと思います。

 

多くの人が、投資とは「お金でお金を稼ぐこと」だと考えていますが、それだけの意味ではありません。

 

投資とは、「エネルギーを投入して未来からお返しをいただくこと」です。

 

世の中には、たくさんの物やサービスがあります。

 

「新しく商品を作りたい。でも、全くお金が無い。アイデアや技術や人は揃っている。だから、うちの会社の権利を株式として買ってくれませんか。ちゃんとお返しはします。」

 

そんな思いによって、新しい商品は世に誕生します。

 

今、働いている会社があるのも、今使っている物やサービスがあうのも、誰かが損をするリスクをとってくれたおかげで存在しています。

 

そして目に見える商品に限らず、全ての世の中の活動は、誰かが過去にお金だけではなく時間、情熱、愛情などの「エネルギー」を投入したことで成り立っています。

 

今の自分自身があるのも、家族や学校、地域社会、会社の先輩などが愛情や時間というエネルギーを注ぎ、熱心に指導して教育してくれたからなのです。

 

当然、損をするリスクもとってくれていたと思います。

 

ゼロからイチを生み出すには、この「リスクをとる人」と「エネルギー」が必要なのです。

 

エネルギーを後輩や子どもに投入するのが、「教育投資」です。

 

工場や店に投入するのが「設備投資」、会社を応援する資金に使うのが「株式投資」です。

 

その他、寄付やボランティアに使ったら「社会投資」ですし、自分自身に使えば「自己投資」となります。

 

投資家のように世の中を見渡すと、全ての物事には「エネルギー」のやりとりが存在していることが分かります。

 

投資の本質を理解できているかどうかで、将来の結果は変わってきます。

 

負のエネルギーに絡めとられずに、いきいきと働き、人生を楽しく生きていくためには、自分の人生に「投資」の考え方を取り入れることです。

 

自分自身が、自分の人生の投資家になって下さい。

 

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