「見えない資産」とは、お金や土地など目に見えるもの以外の資産です。
「スキル」「健康的な体」「幅広い人間関係」など、パッと見では分からない資産をどれだけ自分に溜め込んでいるかで、人生の難易度は変わってきます。
資産の話となると、不労所得を得ることを想像する人が多いです。
しかし、そのような難しい方法ではなく、あくまで毎日のちょっとした習慣を変え、定年以降も長く働いていくための方法です。
ビジネスの世界において、「見えない資産」の代表格はブランドです。
個人においても、ブランド力を高めることが求められています。
難しいスキルは必要ありません。
長い時間をかければ、ある程度の信頼は誰でも得ることができるからです。
有名YouTuberなどは、たった一夜で生まれるわけではなく、誰も注目していない時から、水面下でコツコツと動画を作成し、徐々にファンを増やすことから始めています。
そうやって地道に努力していることが下地にあって、ある時にブレイクスルーする瞬間が訪れるのです。
まず、誰でも簡単に、今すぐ評価を得られる方法が1つあります。
みなさんも知っていることです。
それは、「挨拶」です。
「そんなことか」とガッカリする人もいると思いますが、投資家として、人として「挨拶」はとても重要です。
元気な挨拶は、周りの人の気持ちを明るくできますし、人の気持ちが明るくなれば、必ず自分の気持ちも明るくなります。
自分自身が1日を明るい気持ちでスタートし、あらゆることに前向きに取り組めるようになります。
さらに人は自分のことを「元気よく挨拶する人だ」と覚えてくれますし、周囲を明るくさせる存在として評価してもらえます。
大きな声で挨拶できるに越したことはないですが、どうしてもできない時もあります。
そんな日は、目を合わせて「会釈」だけはして下さい。
こんな簡単なことが自己投資なのかと思う人もいるかもしれません。
しかし、実際に会釈やお辞儀すらできないような人が、社会にはたくさんいます。
そして、やらない人が多いからこそ、やった分だけ「差」がつきます。
簡単なことをいつもできることのほうが、よほど価値があることです。
挨拶のほかに、「ありがとう」と伝えることはとても大切です。
「ありがとう」と言うことが、なぜ投資につながるのでしょうか。
良い投資家になるための第一歩は、「良い消費者」になることだからです。
コンビニのレジで「ありがとう」と言葉に出す人は、10人に1人ほどです。
ほとんどの人が無言で支払い、品物を受け取って帰ります。
こういう光景はあまり海外では見られないことです。
こんな状況では、店員さんも働く喜びを感じにくいと思います。
コンビニに限らず、飲食店やサービス業の人も、お客さんから感謝を示されてこそ、やる気が出てくるものです。
「もっとお客さんに満足してもらうために何をすべきか?」を考えてくれるようになるのが、人として自然なことです。
「ありがとう」を言ってくれるかどうかは、仕事のモチベーションに関わる大きな問題です。
経済を回しているのは「お金」だけだと思われがちですが、そうは考えないで下さい。
「ありがとう」という一言は、相手のやる気につながり、経済の輪として広がっていき、やがて自分のところに返ってきます。
「ありがとう」の循環を、止めないようにして下さい。