褒めることはタダ

 

投資家みたいに生きるには、普段のコミュニケーションでさえ、将来のための「投資」に変えていく姿勢が必要です。

 

その際にもっとも手軽で効果的な行動なのが、「人を褒める」ということです。

 

人を褒めるのにお金はかかりませんし、税金もかかりません。

 

相手との関係性を良くすることはあっても、悪くすることはないので、まさにノーリスク・ハイリターンです。

 

ただし、褒めるといってもちょっとしたコツがあります。

 

何でもかんでもおだてればいいかというと、それは違います。

 

ちゃんと相手が「褒めてほしい点」を褒めてあげるのがポイントで、本人がコンプレックスに感じていそうなことには触れないことです。

 

特に異性に対しての場合には、こちらがよかれと思って発言したことも、相手を傷つけたり嫌味に聞こえたりすることがあります。

 

相手の持っている小物についてコメントする、というのも良い方法の1つです。

 

例えば、ペンや名刺入れ、バッグなど、相手の持ち物でキラリと光るものを見つけたら、すかさず口にしてみて下さい。

 

「それ、素敵ですね。どこで買ったんですか?」

 

「その色すごく似合っていますね」

 

自分が選んだ持ち物なら、褒められて悪い気がする人はいません。

 

さらに褒め上手になっていくには、相手の普段の行動をよく観察していくことが大事です。

 

その人が努力している点や意識的に伸ばそうとしている点を見つけて褒めるようにすると、相手はとても喜んでくれます。

 

「スケジュール管理が完璧ですね」

 

「新しい髪の色、すごく似合ってますね」

 

というように、その人が意志を持って行動を起こした「痕跡」を見つけて、ポジティブな言葉にしてみるのです。

 

「新たにあった人は、3つの褒めるポイントを探す」

 

そんなルールを設けてもいいかもしれません。

 

褒められた人は覚えているものです。

 

覚えてもらえるということは、つまり、チャンスが増えていくわけです。

 

「人を褒める」ことは「相手に関心を持つ」ことから始まります。

 

「人の変化を見る」ということは、「世の中の変化を見る」ことと同義です。

 

これを日常的にしていくうちに、あらゆることにチャンスを見出す「投資家的な視点」が磨かれるのです。

 

人生を変える方法は、3つあると言われています。

 

「環境を変える」「時間の使い方を変える」、そしてもう1つが、「付き合う人を変える」です。

 

1つ目の環境は、サラリーマンの場合は、転職や起業、結婚などのイベントはそう滅多に起こらないので、すぐには難しいかもしれません。

 

2つ目の「時間」については、朝の時間を有効活用することで、人生の主導権を握ることです。

 

そして3つ目の「付き合う人」について、説明します。

 

人間関係において、お金や時間を「浪費」しているなと思うのが、同世代や同じ会社での飲み会です。

 

もちろん、数か月に1度くらいの頻度であれば、人間関係を続けるためにも必要なことです。

 

しかし、毎週のように同じメンバーで会って、上司の愚痴や同じ話ばかりしていては、行き着くのは社畜のような人たちです。

 

希望を最大化する人たちは、年をとっても考え方が柔軟で、一緒に話していると、いつまでも若々しいなと思わされます。

 

それは、楽な人間関係に流れるのではなく、若い人や年配の人とも付き合い、刺激や学びを得続けているからです。

 

人生で差をつけるためにも、自己投資として、今の人間関係をアップデートする方法を具体的に考えて下さい。

 

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