一発逆転を狙うのではなく、長く地道に続けることが大事です。
日常の生活習慣は、みなさんの見た目や雰囲気に表れ、相手に伝わります。
一瞬はごまかせても、長く付き合いをしていくと、いつかはボロが出ます。
セルフイメージを取り繕うには、たくさんの労力がかかります。
だからこそ、生活習慣を丸ごとアップデートすることが大事です。
さらに、「これって投資?それとも浪費?」という自問自答は非常に効果的なのです。
「体が資本」といいます。
資本というのは、それがベースとなり、幸せを作り出していく「素」です。
資本はリターンを生み出す「素」ということは、自己投資の中で最も大事なのは「健康な体」への投資といえるかもしれません。
ちゃんとご飯を食べて、ちゃんとお風呂に入って、ちゃんと寝ている人には、敵わないのです。
人生100年時代になり、これまで以上に「睡眠」「運動」「食事」の3つは重要なキーワードになってきています。
健康に長く働けるように、早くから意識や習慣を変えておくことは、貯金をしておくことよりも大事なことかもしれません。
そのためにも、「睡眠」「運動」「食事」のアンテナは日頃から立てておいて下さい。
私も、「睡眠」については、もともとは休み下手でしたが、「枕が変わっても寝られる」「スキマ時間でも寝られる」などのスキルを身につけて、こまめに休むようにしています。
投資家的な考えを働かせると、人はこまめに休む方が、自分の力を長く遠くまで発揮できることになるからです。
100年時代を見据えながら、ずっと付き合っていく「自分自身」に対して、主体的にお金や時間を投じていくようにして下さい。
年をとればとるほど、新しい知識を得ることが億劫になっていきます。
もし、学生時代に知的興奮を覚えることに快感を得る経験をしているなら、それは一生涯の財産になります。
「知らないことを知ろうとする」
これはまさに、学び方そのものが生き方につながることであり、未来を明るくとらえるための心構えにもなりえます。
その好奇心を測る「あるモノサシ」があります。
それが、科学技術への関心度です。
高齢者の人たちを見ていると、はっきりと2つの人に分かれます。
一方は、スマホやパソコンなどの知識がなく、最初から「どうせ使いこなせない」と決めつけている人たち。
もう一方は、何歳になっても貪欲に新しいものにチャレンジする人たちです。
この違いは、何も「知識の差」があるからではありません。
知らないことを知ろうとする「姿勢の差」なのです。
今、20代や30代の人たちは、ほぼ全員がスマホやパソコンを最低限使いこなせると思います。
しかし、この先、年を取るにつれ、新しい技術が現れてきます。
そうなった時に、「新しいものはけしからん」「昔のほうが良かった」と言い始める可能性だってあります。
そうならないために、「科学技術の知識」は、半ば強制的にでも身につけるようにしておいて下さい。