必死に演じている

 

皆さんは、自分を低く見積もっていませんか?

 

日頃からマイナス思考になる事が多く、負のオーラを発しがちな人ほど、「自分にはできない」「自分がこんな事を言うのはおこがましい」など、自らに対してネガティブな言動をしがちです。

 

謙虚に見せる為だけであれば問題ないのですが、本音で自分を低く見積もり過ぎているようなら、その習慣は良くありません。

 

自分自身に対しては大きな悪影響を及ぼしてしまうからです。

 

自分を低く見積もる習慣も、「思考の癖」の1つです。

 

そしてこの癖は、自分の「自己定義」を圧倒的に下げてしまっているのです。

 

そして、その自己定義を実現するように現実は動いていきます。

 

つまり、この場合は、低く見積もった現実が引き寄せられていくのです。

 

言葉にする事も危険です。

 

自分の価値が低い事を言葉にし続けると、その内容が潜在意識に深く刷り込まれます。

 

そして、潜在意識下の自己定義に、強く影響します。

 

言語化によって自己定義を上げていく事は、本来稼げる自分になる為に欠かせない習慣です。

 

ポジティブな自己定義の言語化は毎日行うべきです。

 

しかし、逆に自分自身にとってネガティブな言語化を行い、潜在意識への刷り込みを続けると、いつまで経っても変わることができません。

 

むしろ、稼げない自分が強く自己定義されていくだけです。

 

それほど、自分を低く見積もる習慣は危険な事なのです。

 

よくあるケースとして、子供が両親から言われ続けてきたキャラクターを、忠実に演じているという事があります。

 

例えば、「あなたは優秀ね」と言われ続けてきた子供は、優秀な子を演じ続けます。

 

一方で、「お前はアホだ」と言われ続けてきた子供は、アホで天真爛漫な子を演じ続けようとするのです。

 

それもまた、自己定義の効果です。

 

子供が演じるキャラクターは、子供本人による自己定義に影響を受けて表に出しています。

 

つまり、子供自身が「自分で自分の事をどのようなキャラクターと認識しているか」がそのまま表現されているのです。

 

しかし、子供の自己認識はまだ未熟なものである為、両親の影響力は絶大です。

 

子供が今後どのように成長していくかは、両親の言動による「子供の自己定義の形成」が最も重要であると言えます。

 

子育てをする時には、自分の子供に対して、「自分の事をどう思わせるか」をきちんと検討した上で、言葉選びに注意しつつ、繊細な対応をするべきなのです。

 

そのような対応が、子供の自己定義を左右し、成長過程に大きな影響を与えます。

 

もしかしたら自分も、両親によって与えられた自己定義によって、自らの存在を定義しているかもしれません。

 

自分を低く見積もる癖がある人は、無意味に卑下するのを止める事です。

 

そして、自分を高めるような言葉を使い、自己定義を上げていく事を習慣づける事が大切です。

 

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