みなさんが最終的に社会にどんな貢献をして、どんな人物になるかは、3つの決断によって決まります。
①何に注目するか
②注目したものにどんな「意味づけ」をするか
③「望み通りの結果」を出すために、どんな行動をとるか
みなさんの運命を決定づけているのは、過去の出来事でも現在の出来事でもなく、何に注目し、どんな意味づけをし、どんな行動をとるかという「決断」なのです。
みなさんより成功している人は、どこかの時点で、みなさんとは違う3つの決断をしているはずなのです。
無意識に、”残念な決断”をしていませんか?
世の中にはよく考えもせず、無意識に決断する人が多くいます。
特に、この3つの重要な決断を無意識に下すと、後で大変なことになります。
無意識に決断している人は、ただ流れに乗っている川と同じです。
人生を川にたとえると、多くの人はどこに辿り着きたいかを考えもせず、ただ川の流れに身を任せてしまいます。
そうなると、目先の出来事や恐怖、障害だけに目を奪われてしまいます。
川が2つに分かれていても、どちらに行きたいか、どちらが良いか、決める気もなく、ただ流れに乗っていくだけなのです。
そんな風にボーっと過ごしていると、ある日突然、滝に一気に落下するのです。
「しまった」と思った時にはもう手遅れです。
その落下は、人生でいえば感情的な落下だったり、肉体的・経済的な落下だったりします。
つまり、みなさんが今遭遇している困難も、”上流”で最も適切な判断をしていたら、きっと避けることができたはずなのです。
「決断の力」を本当に利用するには、乗り越えるべき障害が1つあります。
それは、決断を誤ったらどうしよう、という「恐怖感」を克服することです。
当たり前のことですが、絶対に誤った決断をしない人など存在しません。
誰でも、判断を誤ることがあります。
私も、知らないうちに何度も間違いを犯してきたし、これからも常に正しい決断ができるとは思っていません。
大切なのは、客観的に結果を見て柔軟に対応し、間違っていたら直に非を認め、同じ過ちを繰り返さないことです。
成功は、適切な判断の産物です。
適切な判断は経験の産物であり、経験は間違った判断の産物であることも少なくありません。
成功すれば、せいぜいお祝いの馬鹿騒ぎをするくらいですが、失敗すれば、その原因をよく考え、よりよい人生を手に入れるための「新しい知恵」を手にすることができます。
また、自ら経験することも大切ですが、よいお手本を見つけることも非常に役に立ちます。
先人の経験と知恵をうまく活用すれば、手間もはぶけますし、滝に落ちる心配もありません。
まずは、自ら経験し「3つの決断」を意識して下さい。