長期的な成功に欠かせないポイントは、目標を達成する前に、さらにレベルの高い次の目標を設定しておくことです。
目標達成が目前に迫ってきたら、直ぐに次の目標を立てなければいけません。
でないと、自分が夢を追い越してしまって、目標を失うことになるからです。
人生の目標を実現させた人が、「たったこれだけ?もう終わり?」と言うのは、よくある出来事です。
その人たちは「そこからさらに進むべき場所」を見失ってしまっているのです。
心から望んでいたことが実現した後も、情熱と興奮を失わずにいるためには、長い時間をかけて追求してきた目標の達成が目前に迫った時点で、直ぐに新しい、もっと心を浮き立たせる目標を設定しなければいけません。
そうすることで、停滞感を味わうことなく、さらなる成長を目指すことができます。
しかし、安全圏の外に足を踏み出そうとせず、肉体的な死が訪れる以前に感情や精神は既に死んでしまっている人も少なくありません。
こうした”人生の罠”に落ちないためには、自分が深く心にかけている人々のために生きることこそ、生きがいをもたらしてくれます。
世の中には、自分の時間やエネルギー、資本、創造性、意欲の全てを投げ打とうという人たちの活躍できる場所が必ずあります。
実際、真剣に社会貢献に取り組むことほど素晴らしい経験はないと知っている大成功者も少なくありません。
夢を更新し続けて、絶えず自分を向上させていって下さい。
成長し続けるということは、素晴らしい未来を約束されるということです。
それがなければ、人間は半分死んでいるようなものです。
アメリカでは、定年退職から3年以内に死亡する人が驚く程多いそうです。
これは、何らかの形で人の役に立つこと、何かを作り出していくということをしなければ、生きる気力を失うということの証明でもあります。
「頑張る理由」のある人は生きていけます。
お年寄りや重病患者は、祝日が終わるまで持ちこたえることが多いという研究結果もあります。
クリスマスや家族の面会日のように、楽しみに待っているものがあると生きる気力が湧いてきますが、それが終わってしまうと、もう未来はないと思ってしまうのです。
年齢に関係なく、人間は「生きていくための原動力」が必要です。
自分に必要なきらめきは、自分の中にあって、今か今かと出番を待っています。
自分自身が持っているパワーを活用して下さい。
行動を起こすのは、「今」しかありません。