前向きな姿勢

 

人生の質を目に見えて向上させるには、これまでとは全く違った行動パターンが必要になります。

 

戦略やスキルは、使えば使うほど、その価値が高まります。

 

何をするか分かっているだけでは意味がありません。

 

それを「実行」しなければ意味がないのです。

 

卓越した人生を生きるための習慣を身につけて下さい。

 

そして、人生の質を一段高めたいのなら肝に銘じておいて欲しいことがあります。

 

それは、今までの「人生観」を引きずってしまうと、一貫して成長し続けることはかなわないということです。

 

個人でも企業でも最大の問題は、「変化」を受け入れられないことにあります。

 

そういう場合に必ず耳にするのが、「現在の成功を手に入れられたのは、今までのやり方が功を奏したから」という言い訳です。

 

それは全くその通りです。

 

だからこそ、さらに一段上の成功を手にするには新しい考えが必要になるのです。

 

そのためには、徹底的に「恐怖」という壁を打ち破り、精神を「さらなる成長を目指すこと」に存分に集中させなければいけません。

 

その時に直面している問題に振り回されてしまうのではなく、解決策の探求と、そのプロセスを楽しむことに全神経を集中させる習慣を身につけるのです。

 

”問題が山積み”の時こそ、前向きに考えてみて下さい。

 

私は、挫折と怒りのパターンから抜け出せなくなったことがあります。

 

どこを見ても問題ばかりのような気がしていました。

 

その時は、「前向きに考える姿勢」が解決策として重要だとは思いもしませんでした。

 

私は、望みのないことに前向きに取り組んだりしないものだ、と思い込んでいました。

 

私のこの考え方に賛同してくれる人は、周りにいくらでもいました。

 

彼らも同じように「人生に失敗した」と感じていたからです。

 

実際に、当時の私は恐ろしく消極的で、何を見ても実際より悪く見えてしまっていました。

 

「自分は悲観的な性格なんだ」というのを言い訳にして、失敗の苦痛から何とか自分の身を守ろうとしていました。

 

失望を味わうのが嫌だったのです。

 

ところが、こういう態度でいると、苦痛も感じない代わりに、喜びも感じないのです。

 

解決策は見えてこないし、感情が死んでしまうために、深く悲しむことも、飛び上がるような喜びを感じることもありませんでした。

 

それに、「自分は現実的なだけだ」と言って、行動を起こさないことを正当化していました。

 

つまり、人生とはバランスです。

 

心の中のネガティブな感情を見て見ぬふりをするような人は、妄想に身を滅ぼされます。

 

心の中に生えてくるネガティブな感情や妄想などの「雑草」を恐れる必要はありません。

 

雑草もまた、私たちの人生の一部です。

 

雑草を見かけたら、人生に悪影響を及ぼさないよう、すぐに取り除けばいいだけです。

 

何か問題が起こる度に、あたふたと対応に追われるような人生を送りたくないなら、そうした問題も人生の重要な一面であることを忘れてはいけません。

 

問題が起きるおかげで、豊かな人生を保つために気を配ることができるのです。

 

ネガティブな感情に気付いたら、それに翻弄されることなく、悩むことなく、できるだけ早いうちにそれを取り除いて下さい。

 

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