「運を下げる言葉」と並んで、運を下げる大きな要因となるのが、「運を下げる人」です。
「運を下げる人」とは、一体どのような人のことでしょうか。
苦手な人や、嫌いな人を想像した人が多いと思います。
しかし、実は、意外にもその反対の人、「自分にとって近しい人々」だったりします。
嫌いな人や苦手な人たちは、もともとその人たちに近寄らないようにしているので、あまり自分への影響はなかったりするものです。
ですが、逆に、いつも一緒に遊んだり、食事をしたり、飲みに行ったりなど、いわゆる「気の置けない友人や知人たち」の方が、時には、これから運を上げていこうとする時の自分の妨害になったりすることもあるのです。
今よりもっと運を上げて、成長していきたい。
その覚悟は、自分が今いる居心地のよいゾーンから出ていかなくてはならないことを意味しています。
たとえ彼らといくら仲が良くても、彼らが人間的に良い人や尊敬できる人たちでも、それとこれとは別問題なのです。
勝負をかける時は、そんな彼らから一時的に離れたりすることも必要だったりします。
一瞬の孤独に耐えるのです。
常に、「人と繋がっていないと寂しい」と思う人は多いです。
しかし、何かアクションをする時は、孤独な時期もあります。
私も、自分の人生を変える時、学生時代の友人とはあえて音信不通状態になり、誘われたら目的もなく参加していた友人たちとの飲み会や食事会に参加しないようにしました。
すると、目標を達成するのに必要なことだけに集中することができて、ゴールがより明確に見えてきました。
みなさんの身近な人たちは、みなさんのことをよく知っている人たちばかりです。
だから、みなさんの夢や目標に対しても、とても「現実的な」アドバイスをしてくれるかもしれません。
例えば、難しい大学に受験したいと言えば、友人、先生、親にまでも「絶対に無理」と言われたりします。
もしその人たちの意見に流されてしまったら、「やっぱりそう思う?じゃあ志望校を変えるべきだよね」などと説得されてしまいます。
しかし、周囲の人の意見に惑わされてはいけません。
そこで彼らと距離を置いて、受験に専念した方が良いのです。
みなさんの大切な人たちは、みなさんに変わって欲しくないと思っていたりします。
なぜなら、そんな彼らも、みなさんと一緒に育ててきた居心地の良いゾーンを共有していて、その関係を維持したいと思っているからです。
だから、そんな彼らは知らず知らずのうちに、みなさんの足を引っ張るかもしれません。
見方によっては、そんな彼らは、時にみなさんの「運を下げる人たち」になってしまうかもしれないのです。
自分の安全圏内にある、ぬくぬくとした人間関係の中にとどまらないで下さい。