謙虚すぎる経営者

 

「運気がアップしてきた」という時にこそ、実は要注意です。

 

「なんか最近、調子がいいな」と自分でも思える時は、自分の気持ちが少し緩む時でもあります。

 

そんな気の緩みが、実は大きな落とし穴になったりするものです。

 

幸運を享受している時にこそ、謙虚な気持ちでいることが大切です。

 

そうすることで、さらに幸運が幸運を呼び込むようにもなってきます。

 

仕事で昇進できるようにと上司にばかり媚びていたら、後輩やお客様はきっと離れていってしまいます。

 

上司以外の、他の人への対応を怠ってしまうからです。

 

誰もが、調子に乗って、ツキが巡ってくる瞬間を体験します。

 

「これは自分の実力だ」と勘違いしてしまうのです。

 

そんな時は、再び自分に不幸が降りかかる日が来るなんて思わないものです。

 

でも、ラッキーな時ほど、気を引き締めておいて下さい。

 

そうすれば、もう悪運だって近付いてこないはずです。

 

幸運な時ほど、冷静に。

 

そして、幸運な時ほど、謙虚に。

 

謙虚さを忘れないようにして下さい。

 

強運体質になるために「謙虚な気持ちでいる」ということは、自分に起きているその幸運に感謝しながらも、幸運に浮かれないということです。

 

でも、それは決して、自分を低く見たり、自分に自信を持たなかったりということではありません。

 

謙虚さや控えめでいることは、日本人の美徳ではありますが、その謙虚さがセルフイメージの低さになってはいけないのです。

 

「私なんて」や「どうせ」というようなマインドになってしまうことは、謙虚さとは全く違います。

 

特に、自分と比べて実績のある人と会った時に、このような言葉を使いがちですが、無意識に自分を下げる行為になるのでやめて下さい。

 

もしみなさんが、会社や組織にいる人ならば、実績を積むにしたがって、役職が上がり、部下がつくようになってくると思います。

 

そんな時、控えめで謙虚すぎると、部下たちは誰もついてきません。

 

成功する自信のない人に、わざわざついていこうと思えないからです。

 

もちろん、人間性としての謙虚さは当然必要ですが、人を動かすには、時には大胆なほどのリーダーシップも欠かせません。

 

やはり、人は自信のある人間についていきます。

 

成功している経営者やリーダーたちを見ても、堂々として威厳を放っています。

 

謙虚すぎるアメリカ大統領なんて見たことがないし、謙虚すぎる大経営者も見たことがないはずです。

 

謙虚でいようと意識すると、幸運は逃げていってしまうこともあります。

 

控えめすぎると、「この人は幸福がいらないんだな」という風にも見えてしまいます。

 

そして、その幸運は「欲しい!」とアピールする人のもとへ行ってしまうものです。

 

だから、自信とプライドをきちんと備えた謙虚さを身につけて下さい。

 

そして、運が向いてきたなという時に、その謙虚さで幸運を自分のものに下さい。

 

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