知ったかぶりで1番損をするのは、自分自身です。
「知ったかぶりをしてはいけない」
そう分かっていながら、人は度々その過ちをおかしてしまいます。
人が「知ったかぶり」と思われてしまう状況として、次の2つが考えられます。
まず、自分は本当に正しいと確信したにもかかわらず、間違っている場合です。
教わった相手は「間違ったことを教わった」と解釈するため、結果的に、自分の意に反して「知ったかぶり」と思われてしまいます。
誰もが、そんな経験は数えきれないほどありますし、今後も細心の注意を払いたいですが、どれほど注意を払ったとしても、間違いを0パーセントにできる可能性は低いです。
ミスをゼロにするなんて約束は、到底できません。
悪意なく相手を裏切ってしまった場合は、極限まで真摯に批判を受け止めて生きる以外、方法はないと思っています。
次に、自分としても確信が持てている訳ではないのに、分かったふりをして、当てずっぽうで答えてしまった場合です。
この場合は、「自分を実際より良く見せたい」という理由が大きいです。
同じ嘘でも、自分のためについた嘘は罪が重いです。
自分のために嘘をつく人たちの特徴は、24時間365日、ずっと自分のことしか考えていないことです。
そうして自分のために知ったかぶりをする人は、あちこちで同じことをやらかしているから、あちこちで敵を作ってしまい、結局は自分の悪評を自分で広めているということになります。
思い当たる人もいるかもしれませんが、そんな時はすぐに今後の行いを改めて下さい。
「知ったかぶりで1番損をするのは、自分自身」
まずはこの事実を強く意識して、今この瞬間から、知ったかぶりをしないと決断して下さい。
何かを改善すようとすれば、まずは厳しい現実を受容することから始まります。
厳しい現実を心から受容すれば、放っておいても行動に移して習慣化することができます。
そして、つい知ったかぶりをしてしまったと気付いたら、その度に出来る限り早く謝罪すれば良いのです。
知らないことを「知っている」と言うのは、自分への裏切り行為です。
自分の事を裏切るという行為は、自分の未来・結果までも狂わしてしまう事になります。
どんな事があっても、自分の事だけは絶対に裏切らないようにして下さい。