長期的な人間関係を結ぶためには、敬意をベースに付き合いを続けないと難しいです。
これは友人関係の場合も、恋愛関係の場合も当てはまります。
お互いに尊敬がなければ、関係は続かないのです。
どちらか一方が軽蔑した途端に、その関係は急速に終わりに向かいます。
なぜなら、もう一方の人間も必ず、自分が軽蔑されていることを悟るからです。
人は、軽蔑している相手を愛することは絶対にできません。
そして、自分のことを軽蔑している相手のことを愛することも絶対にできません。
敬意をベースとした関係とは、教養レベルが一致した関係のことです。
教養は同じ分野でもいいし、別の分野でもいいです。
それぞれの分野での教養の偏差値が一致していれば、お互いに敬意を感じ合うことができるのです。
もしみなさんの人生のステージを上げたければ、みなさんが今勝負している土俵で実力と教養のレベルを上げるしかないです。
「この人が運命の人かな?」と迷ったら、一発で判断できる方法があります。
それは、手を握り合うことです。
生理的に受け付けない相手や嫌いな相手とは、触れ合いたくもないと思いますが、手を握り合えば、相手が自分にとって必要か必要でないかは、直感的に判別できるものです。
みなさんも1度は、直感的に判別したことがあるのではないでしょうか。
この瞬間だけは、言葉が無力に感じます。
人間は、他の動物と比べて本能の力がとても弱く、言葉によって人間関係にルールを設定して生きています。
ですが、お互いの遺伝子が必要とし合っているか否かは、言語ではなく、触覚で感知できるのです。
自分が相手を必要としても、相手が自分を必要としない場合があります。
恋愛ではこのパターンのほうが桁違いに多いです。
それは自分自身や周囲を冷静に振り返ってみれば、すぐに理解できるはずです。
つまり、手を握り合って、相手が自分を必要としていない場合は、その恋は終了です。
自分がいくら相手を愛しても、相手は自分を愛せないので仕方がないです。
他の誰のせいでもありません。
反対に、自分から見て、第一印象がどれだけ素晴らしい相手でも、実際に手を握ってみて違和感を覚えたら、それは運命の人ではないということです。
いずれ必ず生理的に受け付けなくなるので、交際は継続しないほうがいいです。
相手の手を握って「どこか尊敬できない」と感じたら、その直感はほぼ正しいと考えて間違いないです。
このセンサーが錆び付かないように、日々、親密な人や好きな物に触れておくことが大切です。
手を握り合って幸せを感じた相手とは、関係が長続きします。
相手の真意が分からなくなったら、手を握ってみて下さい。
頭脳ではなく、直感で将来を判断することができます。