趣味が使命になる

 

みなさんは、趣味がありますか?

 

どんなに好きなことをやっていても、極めようとすると使命になります。

 

楽しいことと、楽なことは違います。

 

例えば、一般的にゲームは楽しいものだと思いますが、本気で極めようと思ったら、そのゲームプレーヤーは周囲から見て修行僧のように映るに違いないです。

 

なぜなら、本気で何かを極めようとすると、それは趣味ではなく使命になるからです。

 

使命とは、天がその人にある特定の才能を授け、世の中で果たすように命じた役割のことです。

 

どれほど自分が好きなことであっても、極めようとすればそれは「好きなこと」から「使命」へと変わるのです。

 

言い換えれば、楽しい行為から大変な行為に変わるということです。

 

例えば、私はこうして文章を打っていますが、これはもともと好きなことです。

 

私自身がそう感じるので、間違いありません。

 

しかし、これが楽かと言えば、そんなことは絶対にありません。

 

好きなことを仕事の一部にしても、楽しい毎日ばかりではありません。

 

それは、大変な作業を通じて己の使命を果たす日々なのです。

 

自分の使命が分かると、迷いがなくなります。

 

使命が分かっている人は、とても分かりやすいです。

 

なぜなら、誰に何と言われようと動じず、淡々と生きているからです。

 

例えば、SNSで絶大な影響力を持つ人は、誰に何と言われようが動じません。

 

多くの人に支持されている結果として桁違いの収入があり、これが自分の役割だと分かっているからです。

 

勘違いしてはいけないのが、彼らは楽をして稼いでいるわけではありません。

 

間違いなく楽しんでいるとは思いますが、緻密な戦略が練られています。

 

少なくとも人間観察力は卓越しているはずですし、言語能力も極めて高いです。

 

本人たちは告白してくれないかもしれませんが、裏では猛烈に努力していて、さらにその努力を継続しているはずです。

 

猛烈な努力を継続できる理由は簡単です。

 

自分の使命が分かっているからです。

 

自分の使命が分かっていると、その使命に全エネルギーをフォーカスできます。

 

全エネルギーを1点にフォーカスすると、人間は迷わずに猛烈な努力を継続できるのです。

 

もともと才能がある上に猛烈な努力を継続するので、「なんとなく楽しそう」とか「楽に稼げそう」と気軽に真似をする人は痛い目に遭います。

 

よく、成功者同士の対談を見かけることはありませんか?

 

特に異業種同士の成功者の対談はとても面白いです。

 

彼らの話の何が役に立つのかというと、自分の使命が分かっていて、さらにはそれに向かって迷うことなく猛烈な努力をしていることです。

 

しかも、その努力には悲壮感が一切ありません。

 

もちろんそれは、彼らが自分の使命を分かっているからです。

 

どうして猛烈な努力が継続できるのかというと、根性があるからでも、忍耐力があるからでもありません。

 

自分の使命が分かっていて、その使命を果たすために自分が今の時代、今の場所で生かされていることを、全身で受け入れて取り組んでいるからです。

 

私たちには、私たちの使命があります。

 

今、目の前の仕事に没頭し、努力を続けた結果、人よりも卓越した結果を出した経験を思い出してみて下さい。

 

些細な事でもいいです。

 

そこに、自分が与えられた使命が隠されているのです。

 

会社勤めが使命の人もいれば、陶芸が使命の人もいると思います。

 

自分の使命が分かったら、迷わず没頭するのが最高の人生です。

 

努力しても結果が出ないなら、一度立ち止まってみて下さい。

 

自分の使命を考えると、進むべき道が見えてきます。

 

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