世界一の大富豪でも、世界一の天才でも、人は必ず死にます。
これは、誰もが知っています。
しかし、死んだらみんな同じなのかと言えば、そんなことはないです。
成功者たちは亡くなった後も、この世に名前をしばらく残します。
仮にあの世など存在しなかったとしても、「いい人生だったな」と、死に際に自分の人生に納得できるはずです。
もっと言えば、社会的に成功したか否かよりも、自分が心から納得して使命を果たした、と思える人は悔いが少ないです。
亡くなってから成功者として名をはせた人も、生前は自分の使命を淡々と果たしていたはずです。
どんな結果であろうと、日々淡々と使命を果たしている人は、仮に今死んでも悔いはないのです。
信じられないかもしれませんが、これは本当です。
私自身が、その気持ちがよく分かるようになったからです。
勘違いしてもらいたいのが、「今死にたい」という意味ではありません。
むしろ私は長生きしたいと思っています。
「今死んでも悔いはない」の真意は、何らかの事情で突然死んでしまうことがあったとしても、「こんなに素晴らしい人生だったから、まあいいか」と思えるということです。
私は、毎日天国のような人生を送っています。
これは、決して強がっている訳でもなく、見栄を張っている訳でもありません。
日々使命を淡々と果たしている人生は、まさにこの世が天国そのものなのです。
だからもし死んでしまっても、あの世など存在しなかったと分かっても、私はもうこうして天国を堪能しているので「仕方ないな」とあっさり認めることができます。
自分の使命を見つけて、それを果たすために生きる人生は、それほど素晴らしいものなのです。
換言すると、自分の使命がまだ見つかっていない人、今この瞬間を幸せに生きられていない人は、どうしようもなく「死」が怖いと思います。
この世で天国を経験したことがない人は、度々「あの世に天国がなかったらどうしよう」と大きな不安に襲われているはずです。
私は、死後の世界など存在しないものとして毎日生きていますが、「もし死後の世界があるなら、ラッキー」くらいに軽く考えています。
断言できるのは、「今この瞬間」を味わえない人は、この世もあの世も地獄ということです。
人生の意味を知ることは、とても難しいです。
焦らなくても大丈夫です。
大切なのは「今この瞬間」を味わうことです。
いつ死んでしまっても悔いがないように、「今この瞬間」を味わって生きて下さい。