みなさんは、人に何か言われてすぐムキになっていませんか?
言う側は、傷つけようとしているわけでもなく、意地悪しようとしているわけでもなく、上から目線で言おうとしてるわけでもないと思います。
それなのに、ムキになって反応し、聞く耳を持たなくなる人もいます。
こういう反応は、無駄なエネルギーを使っているのではないかと思っています。
そういう人は、劣等感やトラウマのせいで、自分でもコントロールが難しいのだと思います。
なので、相手は全く悪気なく、不適切なことは何一つ言っていない場合でも、すぐに怒りがちです。
怒りといっても、人によってその表現には若干の差があるので、突然怒鳴りだす場合もあれば、急に嫌みを言ったり、ため息をついたりする場合もあると思います。
そういう人は、怒らせる相手が悪いと人のせいにばかりし、そうなるのは自分だけではないと思っているかもしれません。
しかし、そういう考え方は逃げであり、とてもずるいことだと思います。
ムキになるというのは、「感情的になる」ということですが、喜怒哀楽といった自然に沸き起こる「感情」と、「感情的になる」ということは全く別物だと思っています。
また、「人間なんだから感情的になるのはしかたがない」という言葉は、単なる自分の我儘を正当化しようとしているものだと思います。
「感情を持つ」のは自然なことですが、「感情的になる」のは、単に我儘だったり、過去の傷を目の前の人にぶつけたりするだけの子供じみた行動だと思います。
一方、人から言われてもあまり抵抗がない人は、気持ちもゆったりしていて、頑ななところがほとんどない状況だと思います。
つまり、心の余裕が違いますし、成長度合に大きな差が生まれてくるのだと思います。
新しい事が気にならない人というのは、今までの自分のやり方と違っていても気にならない人、自分が慣れ親しんでいた方法と少し違っていても平気な人、だと思っています。
そういう人は、新しい事への抵抗が少ないうえに、新しいのはきっといいことなんだろうくらいに思える人だと思います。
新しいものがすべてよりよいとは限りませんが、古いもの、古いやり方がいいとも限りませんので、オープンな気持ちでいるほうが変化しやすくなると思います。
もちろん、適度に工夫をして、変化への対応を怠ないことです。
人間の過去も、創意工夫を続け、小さな発明から大きな発明まで数えきれないほどチャレンジしながら進化してきたと思います。
それが気にならない人、あまり抵抗を感じない人のほうが恩恵を受けやすかったはずです。
それは今もこれからも同じなので、過剰に用心深くならず、オープンな気持ちでいることが大切だと思います。