言い訳

 

皆さんは言い訳をしていませんか?

 

「でも」「だって」「だけど」「私のせいじゃない」と、自分の間違いを素直に認めなかったり、責任逃れをしようとする人がいます。

 

言い訳のいけない所は、「他人のせい」が当たり前になっている事です。

 

つまり、上手くいかない理由は、常に自分以外の要因だと認識しています。

 

ここでいう「他人」とは、人間だけでなく、時代、環境、状況なども含んでいます。

 

成績の悪い事や仕事のできない事を棚に上げて、世の中の市場が悪い、環境が悪い等となるわけです。

 

あらゆる問題というのは、誰の身にも起こります。

 

その時にどう考えるか、どう受け止めるかで、その先が全く違ってきます。

 

運命も変わってきます。

 

人間は、責任を逃れようとしたら、いくらでも責任回避のための「言い訳」「理由」を考え出す動物です。

 

根本にあるのは、自己保身と逃げです。

 

まともに課題や問題に取り組もうとはしない弱さです。

 

もっと言えば、基本的に「新しいモノを創り出す」とか「人に貢献する」といった、積極的な考えがないので、言い訳の言葉を吐きます。

 

本来ビジネスというのは、前進するエネルギーに支えられています。

 

ポジティブ思考がエネルギーの根本です。

 

それに沿っていこうという積極性があれば、成功に向かう事ができますが、言い訳は「できない理由」の羅列で逆行していきます。

 

そういう人間に仕事を任せようとは思いません。

 

誰も何も期待をしません。

 

営業の方はポジティブ思考かネガティブ思考かすぐ判断できます。

 

例えば保険の場合、「こういう形は、ここの保険でできますか?」と聞けばすぐ分かります。

 

ポジティブ思考の営業マンは「調べてみます」といった前向きな返答をしてくれます。

 

ネガティブ思考の営業マンは「そういう事はやった事がありません」という面倒くさいとか理由は何でともあれ、考える事すらしません。

 

お客様としては、イメージ悪いですよね?

 

私はこの一言だけで仕事ができる人なんだなとか見分けます。

 

これはお客様だけではなく、上司に対しても同じです。

 

できない理由を常に用意しています。

 

つまり、期待値をいつも0にしてしまいます。

 

できる人が「分かりました。2~3日お待ちください」と、相手に期待を抱かせておくのとは、まったく対照的です。

 

また、言い訳をする人は、自己肯定感が低い人とも言えます。

 

これは、言い換えれば、お金持ちになれないという事です。

 

ネガティブ思考の成功者は私は1人しか聞いた事がありません。

 

ですが、この人もネガティブ思考というのは半分キャラじゃないのかなぁ~?と私は思っています。

 

ネガティブ思考の成功者は、皆さんも知っている100均一の「ダイソー」の創業者の方です。

 

有名な発言では「こんな事業がこんなに上手くいくと思っていなかったし、明日潰れても不思議じゃないと思っている」という内容の発言です。

 

ネガティブはネガティブかもしれませんが、言葉を言い換えれば、「何でもいつまでも上手くいくとは限らないし、いつ自分が転げ落ちるか分からないから、常にリスクヘッジだったり、そう思って次に次に行かないといけない」という風に私は捉えています。

 

常に最大のリスクを想定して、行動しているという証拠です。

 

「できる」とか「上手くいく」と思ってないと、そもそも初期投資をして事業なんて始めないと思います。

 

「できる」という思考があったから、行動したんです。

 

ここまで紐解けば、ネガティブな成功者なんていないのが分かると思います。

 

「ポジティブ思考にどうやってなれば良いですか?」ってなると思いますが、サラリーマンの場合はとにかく上司に言われた事を「文句も言わず、自分で考えながら全力でやってみる」という事をしていけば、勝手になっていきます。

 

やる前にできないとか言うのをまずやめて下さい。

 

とりあえずやってみる、とりあえず挑戦してみるといった行動がポジティブ思考に変わっていきます。

 

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