忙しい

 

みなさん普段の日常生活で、「忙しい」という言葉を言っていませんか?

 

私は、「忙しい」と言う人は、たいてい見栄っ張りだと思っています。

 

「私は有能な人」とアピールすることで、完全燃焼できていない自分へのイラ立ちを消したいとか、自信のない自分や成果が出せない自分を隠したい人なのだと思います。

 

つまり、「忙しい」とは、自信のなさ、見栄に縋りつく内面の弱さ、そして自己中心的な発想を露呈してしまうという、結構恥ずかしいセリフなのです。

 

また、意識的に「忙しい」を連発してみると分かるのですが、不思議なことに、本当に慌ただしい気分になります。

 

慌ただしい気分になると、周囲を俯瞰して見る余裕、物事をじっくり考える余裕がなくなると思います。

 

なので、「忙しい」と言う言葉を、あなたのボキャブラリーから削除することが大切だと思います。

 

具体的な方法は、ただ「忙しい」をやめ、「まだまだひまだ」と自分に言い聞かせる、と言う単純なことです。

 

これは二つの効果があります。

 

一つは、「忙しくて手が回らない」という自分への言い訳を排除できることです。

 

そうしたら、「この分量をどうやったらもっとうまくこなせるか」という発想に切り替わり、自分がやれる方法を探すようになると思います。

 

もう一つの効果は、《脳の思考領域に余裕ができる》ということです。

 

忙しい中でも「忙しくない」と言い聞かせることで、「他にもいといけない」という心理的パニック状態から、一歩引いて冷静になることが出来ると思います。

 

そうすると、優先順位を柔軟に変更することができますし、目の前の仕事だけではなく、その先の未来の仕事や方向性も同時に考えることが出来るようになると思います。

 

さらには、周りから安定感のある人物だと映ります。

 

「忙しい、忙しい」とバタバタしている人よりも、表情を変えずに「あ、僕がやりますよ」という人な方が《デキる》と感じると思います。

 

仕事をを頼みやすい、相談をしやすい雰囲気にもつながると思います。

 

不評不満とは、「他人の言動や状況に対する自分の感じ方」に過ぎないと思っています。

 

満足するというのは、相手や状況が自分の思い通りになった時で、逆に不満とは、自分の思い通りに運ばない時に起こる感情です。

 

相手が自分の希望通りに動いてくれないから、「ムカつく」という感情に繋がると思います。

 

なぜ不評不満をと抑えられず相手にぶつけるかというと、「自分は正しい」と思っているからです。

 

相手の立場や価値観の違いを鑑みることなく、自分の期待値だけを押し付けたり、自分は変わろうとせず、相手にだけ変わることを望むことを自己中心的だと言います。

 

こんな人が周囲から応援されるはずはないので、みなさんも気を付けて下さい。

 

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