不評不満

 

みなさんは、不評不満を言って何かが変わると思っていませんか?

 

成功する人が不評不満を言わない最大の理由は、生産性のない時間を何よりも嫌うからです。

 

後ろ向きの人と一緒に仕事をすれば、そうした愚痴を聞く無駄な時間が増えることになります。

 

なので、有能な人は、不評不満を言う人から遠ざかるのだと思います。

 

言葉は感情の増幅装置としての側面がありますから、口に出すとその声を聞いて脳が改めて認識し、ますます不評不満が強くなり、愚痴ループにはまります。

 

こうして考えてみると、不評不満や愚痴を言うことは、《恐ろしく愚かな人間だけができる行為》ということだと思います。

 

もちろん人間なので、すぐに不満の感情を消せるわけではないと思います。

 

どんな人でも、腹が立つことはあると思います。

 

たたし、その後の感情を、自分自身で修正できるかどうかが重要だと思います。

 

一つの方法は、その人や状況との利害関係を薄める方法を考えることだと思います。

 

そしてもう一つは、「この不満な感情を払拭するには、自分はどうすれば良いか?」と考えることだと思います。

 

相手に変わって欲しいと願うのではなく、自分が変わること・できることを探すのです。

 

愚痴を聞いてくれる友人は貴重だ、と言うことを聞いたことがありますが、それらは自ら感情のコントロールができず、自分で自分のガス抜きが出来ない人、あるいは一人で問題解決ができない人だと思います。

 

そうした人は逆境やストレスに弱く、自分で自尊心を維持できません。

 

なので、他人に愚痴を聞いてもらい、「分かるよ」と共感してもらい、自分は間違っていないと後押ししてもらい、「あなたなら大丈夫だよ」と褒めてもらい、こういった安心感を得る必要があるのだと思います。

 

しかし、結果を出す人は、愚痴を聞いてもらう必要がありません。

 

なぜなら、自分の思い通りにならないことがあっても、愚痴を言うより「ではどうすればいいか」と次の策を考え実行することのほうが、優先順位が高いからです。

 

「経営者は孤独」と言われる理由の一つは、彼らが大抵一人で考え一人で決断するからだと思っています。

 

その強さが、全ての自己責任として引き受け、周囲がどうあろうと自分の目的を達成しようとする原動力となるのだと思います。

 

反対に、一人で行動できない人や、いつも誰かと一緒でないと寂しいという人は、他人に合わせる志向が強いため、他人と違うことを避け、結果的に突き抜けた成果が出せなくなるのだと思います。

 

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