人脈が重要なのは言うまでもありません。
仕事もチャンスも、大抵は人がもたらしてくれるものだからです。
また、困ったときに助けてくれる人がいることも、ありがたいものだと思います。
しかし、あえて人脈作りのためだけに時間とお金をかける必要はないと思っています。
目の前のことに必死に取り組んでいれば、必要な人や情報が舞い込んで来るものだと思っています。
相手もメリットがあるからこそ、時間と手間をかけてあなたを助けたり、チャンスをもたらしたりしてくれるのです。
つまり、人脈ができないのは、人脈を作ろうとしているからではなく、他人が「お知り合いになりたい」と感じるような実績を、まだあなたが出していないということだと思います。
人脈がほしいなら、まず実績を出すことだと思います。
実績がない段階では、自分が困ったときも、安易に他人に助けを求めるのではなく、むしろ困っている時こそ、その問題を解決する力を高めようと、もっと仕事に専念することが大事だと思います。
苦しい時も、儲かっている時も、周囲に仕事を発注し続け、受けた仕事は必至にやって、サラリーマンであれば、他人の仕事を助け、手柄を上司や部下に譲るといいと思います。
あなたと付き合うということは、自分の時間をあなたに投資するということだと思います。
リターンのない人と過ごすほど暇な人は多くないと思います。
相手が一流の人材ならなおさら、人付き合いにも優先順位をつけるものです。
真剣にやっていなければ、深い業界情報を知らないと思います。
「なるほど」と思わせるノウハウを持っていなく、そんな状態では、相手にとっても、時間のムダです。
「人格的に素晴らしい」は他にいくらでもいるのですから、わざわざそんな人と時間を共にする理由がありません。
つまり、真剣に仕事に取り組んでいない人、成果が出せていない人は、どんなに交流会に行って沢山の人に会っても、人脈はできないということです。
皆さんは、「見返りを期待する気持ち」を持っていますか?
「あの人にこれだけ恩を売ってあげた」という自分の思いが強ければ強いほど、その見返りが得られなかった時の失望感も大きくなると思います。
見返りを期待して腹が立つ人はよくいると思いますが、所詮は他人です。
自分の思い通りに行動してくれるとは限らないと思います。
むしろ思い通りにはならないことのほうが多いと思います。
それは、子供に対する親の気持ちも同じですが、親の期待とは正反対のことをするからイライラする人もいると思います。
しかし、子どもだって他人です。
子どもには子供の人格があり、適性があり、考え方があり、生き方があります。
親の理想と違って当たり前だと思います。