投資家視点

 

まず、手に入れたいのは、投資家のように物事を見る「視点」です。

 

投資家は特別な情報を握っているわけではありません。

 

あくまで皆さんと同じ、開示された情報から、日々、投資先を決めています。

 

同じ情報を見ていても、「視点」が異なるのです。

 

アンテナを立てて日常生活を送っていると言い換えてもいいかもしれません。

 

「投資家は客観的な視点で物事を見ている」

 

そんなことを言われることがあると思います。

 

しかし、それは違うと思っています。

 

人は、主観的な視点で物事を見ます。

 

人間は、関心がない事は見えないようにできています。

 

スーツを買おうとしている男性は、街行く人のスーツが気になり始めます。

 

女性には目に入る化粧品の看板は、化粧をしない男性には見えません。

 

そんな人間の性質を理解した上で、できる限り、幅広く視野を広げてアンテナを立てて生きることが大事なのだと思います。

 

世の中には、流行を嫌う人がいます。

 

しかし、投資家的に見ると、流行嫌いのマインドは変える必要があると思います。

 

なぜなら、アンテナを立てて、何でも自ら試すことで、日常生活がインプットの場に変わるからです。

 

流行している物をいち早く自分で試すことによって、世の中の価値観に対してのあなた自身の身体的感覚を得ることがすごく大事なのです。

 

これからの時代は、情報よりも「体験」の価値が上がると思います。

 

時代を象徴するイベントや本、映画、ネットサービスなどは、情報として「知っているだけ」では意味がありません。

 

自身の体験として肉体的な消化をすることで、身体的感覚が磨かれます。

 

その身体的感覚があれば、その価値観から離脱したり、超越、模倣することも選択できるようになると思います。

 

言い換えるならば、時代の空気を身に纏うのです。

 

流行に関して条件反射的に「ふーん」と無関心になったり、斜に構えたり、「けしからん」とネガティブな感情が湧いてきたりする人は、要注意だと思います。

 

時代の空気からどんどん遠ざかってしまいます。

 

そんな時こそ、「これって投資?それとも浪費?」と自問自答してみて下さい。

 

「流行りもの」への嫌悪感は、普通は年を取るごとに大きくなってきます。

 

しかし、嫌悪感を好奇心へと変換させることで、あなたの身体的感覚は磨かれ、世の中の物事から沢山の事を学べる「視点」が手に入ります。

 

流行に限らず、新しいものに反射的に嫌悪感が起こってしまうのは、「過去」に目が行っているからです。

 

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