皆さんは、一生働き続けますか?
「60歳になったら、定年でリタイアでしょう」と思った方もいると思います。
では、引退後の収入源は何ですか?
世の中には、お金を稼ぐための「資本」は2つしかありません。
それは、「労働資本」と「金融資本」です。
「労働資本」は自分の「労働力」を使ってお金を稼ぐことです。
ビジネスなどは、まさにこの労働資本だと思います。
働けば働く程稼ぐチャンスはあるけれど、逆に自分で働かなければお金は入って来ない、というもの。
つまり、労働資本でお金を得るためには、自分が一生働き続けなければいけないということです。
そして、労働資本でお金を得るために必要な思考回路を「労働脳」と言います。
一方、「金融資本」は、稼いだお金を使ってお金を稼ぐことです。
投資は、本来この「金融資本」でお金を得ることです。
金融資本とは、極端な言い方をすれば、「自分が動かなくても寝ててもお金が入る」というものです。
そして、このために必要な思考回路を「投資家脳」といいます。
日本にも「お金持ち」と言われる人はいますが、日本のお金持ちはほぼ「ワーキングリッチ」、つまり働いていることで成り立っているお金持ちです。
一方、本当のお金持ちは、働かなくてもお金がお金を生んでいる「リアルリッチ」です。
そして、彼らはみな「投資家脳」を持っています。
先ほどの「皆さんの引退後の収入源は何ですか?」という質問にドキッとした方、そして、「年金かなあ?」と答えた方は、まさに「労働脳」の持ち主だと思います。
年金はこの先どうなるか分からないと思います。
支給額がどんどん下がるかもしれないし、もしかすると支払われなくなる可能性だってゼロではないと思います。
まさに、自分ではどうしようもない、自分の力ではコントロールできない代物です。
そんな不安定な要素に頼って生きていきますか?
自分の未来は自分でコントロールする。
そのためには、「体力ある若い時期にビジネスでガンガン攻撃して稼ぎ、年を取って体力が落ちてくるころには投資家になって稼いだものをしっかり守る」
というのが理想の姿で、投資家はこれを目指しているのだと思います。
若い頃は、体力はあるけれど、お金はない。
一方、歳を取ると、体力はないけれど、お金はある。
この流れを上手に組み合わせることが大切だと思います。