育った環境

 

当たり前のことですが、世の中には色々な環境で育った人がいます。

 

親が裕福で恵まれた環境で育った人もいれば、満足な教育を受けられないような環境で育った人もいると思います。

 

不幸な環境で育ったことが原因で、自分の境遇をつい周りの人や環境のせいにしてしまう人も少なくありません。

 

ところが不思議な事に、同じような極貧の環境で育っても、その経験を糧にして、逆に奮起し、裕福な家庭で育った人よりもはるかに大きな成長をする人がいるのです。

 

皆さんは、この違いはどこから来ていると思いますか?

 

それは、その人が受動的に生きているか、能動的に生きているかの違いだと思います。

 

人生は、周りの環境に流されずに自分で道を開き、能動的に生きられるかどうかで決まるのだと思います。

 

受動的な人の特徴は次の通りだと思います。

 

「周りの人の言葉に流される」

 

「天気など、どうにもならない事を気に病む」

 

「文句や愚痴が多い」

 

「すぐに相手を攻撃する」

 

「人を当てにする、依存する」

 

次に、能動的な人の特徴です。

 

「何が起こっても、何を言われても気にせず、自分の価値観に基づいて行動する」

 

「天気なんか気にしない」

 

「他人のせいにしない」

 

「いつも機嫌が良い」

 

「自分の力で人生を切り開こうと考えている」

 

どちらが一流の人のマインドなのかは言うまでもないと思います。

 

受動的な発想で生きるか、能動的な発想で生きるかで、物事の捉え方1つ1つに圧倒的な違いが生まれます。

 

一流の人は良い意味で自己中心的なのです。

 

皆さんは、どちらの考え方を基準にして生きたいか、今一度考えてみて下さい。

 

例えば、会社を辞めて起業をしようとしている人がいるとします。

 

その人は、知り合いに自分が考えている起業のアイデアを話して、「うまくいくと思うか?」とアドバイスを求めるとします。

 

知人から「面白そうだ。ぜひやってみては」と言われたその人は、会社を辞めて起業します。

 

しかし、思っていたほどうまくいかず、すぐに行き詰ってしまいます。

 

その時、うまくいかない人は自分にアドバイスをしてくれた知人についてこう言います。

 

「ああ。あいつのアドバイスを聞いて起業したらとんでもない目に遭った。あいつは本当にひどい奴だ・・・」

 

ここまでわかりやすい話ではなくても、この「他人のせいにする病」にかかっている人は沢山いると思います。

 

自分に決定権のない子どもならまだ分かります。

 

しかし大人になってからも、ずっと「あの人が悪い」「あの人のせいだ」と言い続けているのはまた別の話です。

 

「○○のせい」と考える習慣を持ち続ける限り、決して幸せはやってきません。

 

一流の人は、人間関係も自分の進むべき道も、日々の行動も、結局はすべて自分が選んだものであり、すべての責任は自分にあるという事を知っています。

 

誰から何かをすすめられても、気乗りしなければ断ればいいのです。

 

一流の人は他人に流されず、自分の心に従って決断すると思います。

 

「迷ったらゴー」という言葉がありますが、一流の人は、迷った時には止まります。

 

本当に進むべき道ならそもそも迷う事がないからです。

 

「心の声」を聴いて、違和感がある時は立ち止まってみて下さい。

 

すべての決定権と責任は自分にあるのですから、止まるのも進むのも自分自身で決めればいいのです。

 

人生の決断を他人任せにしてしまうと、こうした「心の声」感知するセンサーも鈍ってしまいます。

 

一度きりの人生です。

 

主人公は他人ではなく、あなた自身なのです。

 

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