基準

 

皆さんが歩いていると、目の前の道が二手に分かれています。

 

周りの人は皆右の道を選んで進んでいきます。

 

さて、皆さんは右と左、どちらの道を選びますか?

 

このような状況に遭遇したら、多くの人は右の道を選ぶと思います。

 

周囲と同じ選択をする事で安心感を得られるからです。

 

もしかすると、なかには反射的に「左に行く」と答えた人もいるかもしれません。

 

しかし、どちらも残念ながらもう一歩です。

 

「不安だから周りに合わせて右に行く」

 

「周りが右だからあえてだ」

 

どちらの決断も、「周りの人」という相対的な基準をもとに決めた答えです。

 

しかし、一流の人だとこのように答えると思います。

 

「周りの人がどちらも道を選ぼうが、進む道は自分で決める」です。

 

一流はみな、自分なりの基準を持っているんだと思います。

 

そして日々の経験を通じてその基準をより強固していきます。

 

ですから周りに流される事がありません。

 

岐路に立たされた時、多くの人と逆の道を選んでも、恐れずに自分の道を進みますし、たまたま選んだ方向が大勢の人と一緒だったら、それはそれで周りにいる人達と力を合わせて進みます。

 

彼らは自分の基準に従って行動するので、周りが気になりません。

 

一流の人は、常に周りではなく、自分の基準に照らし合わせて進むべき道を決めているのです。

 

私達は、1日に6万5千語を超える言葉を頭で考えるそうです。

 

人は、「言葉」を使って考え、コミュニケーションをとる生き物です。

 

一流の人は、「言葉」の持つ力を知り、「ポジティブな言葉を口にすれば人生がプラスに向かい、ネガティブな言葉を口にすれば人生もマイナスに向かう」という法則を理解しているので、プラストークを心がけています。

 

「君ならできるよ」

 

「君のおかげでなんとかなった。本当にありがとう」

 

「君が運がいいから心配いらないよ」

 

こんなプラストークは、聞いている相手を元気にしてくれます。

 

そしてプラストークを口にする人の周りには人が集まってくると思います。

 

一方、不平、不満、愚痴、悪口、泣き言などマイナストークばかりする人の周りからは、人が去っていきます。

 

皆さんとその周りの人たちがプラストークで会話できる環境ができれば、たくさんの感動が生まれ、どんどん運が好転し始めるのです。

 

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