インナーブランディング

 

皆さんはこれからの人生の中で、憧れていた成功者や、世に言う「一流の人」と接する場面があると思います。

 

そんな場面が訪れた時は、ぜひ、相手に飲まれる事なく自信と誇りをもって接して下さい。

 

相手が誰であろうが、同じ人間です。

 

あなたはあなたの人生を生きてきたのですから、下手に出る必要は全くありません。

 

これは、「相手に対して横柄な態度で接しましょう」という事ではありません。

 

相手が誰であっても、敬意を払って接するのは人として最低限のルールだと思います。

 

しかし、もし皆さんが下手に出ない事で機嫌が悪くなるよう相手なら、そもそも大した人間ではないので、おつき合いをする必要はないと思います。

 

相手が真の一流なら、自分に対して堂々と接してくれるあなたの肝の据わり具合を見て、興味を持ってくれるはずです。

 

皆さんの自信は必ず相手に伝わります。

 

私はこんな事を聞いた事がありました。

 

「本来、この世に威張っていい資格を持っている人なんて1人もいないんだよ。肩書きを外せばそもそも同じ人間なんだから。だから、お前も相手が誰でも臆する事なく、しっかりと自信を持って人と向き合うんだぞ。相手も自分も両方大切にするんだ。相手から舐められるような恥ずかしい向き合い方だけはしてはいけないよ」

 

この言葉は私にとって、人生の指針となりました。

 

最近、「成功するためには、セルフブランディングが必要である」という事をよく耳にします。

 

本来「セルフブランディング」とは、自分をプロデュースし、自らの力でプロモーションする事なのですが、この言葉を意識しすぎるあまり、いつの間にか「自分を大きく見せる」事に囚われている人が多くなっているような気がします。

 

しかし、いくら自分を実際より大きく見せようとしても、「自分がどの程度の人間なのか」という事を誰よりも1番知っているのは自分自身ですから、結果として自分の心を騙して傷つける事になります。

 

つまり、自分を偽って周りに対して大きく見せるよりも、まずは自分の良心に従って自己肯定感を高めるべきだと思います。

 

自己肯定感の安定をもたらす大きな要素は「行動」と「実績」だと思います。

 

「自分はできる限りの努力をしてきたか?」

 

「自分に正直に生きてきたか?」

 

「自分の言動は真実に基づいているか?」

 

こうした自分への問いかけに自信を持って「イエス」と答えられた時、人は自分に誇りを持つ事ができます。

 

そして、勘違いの自信ではなく実践をともなう誇りを持てるので風格が漂うのです。

 

先の問いかけに対する答えは、自分自身が1番分かっている事ばかりです。

 

他人に自分を売り込む「セルフブランディング」よりも、自分自身の内なる誇りである「インナーブランディング」を高めていく事の方がはるかに大切なのです。

 

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