セルフイメージ

 

人は誰もが、自らに対するセルフイメージを持っています。

 

セルフイメージとは、「自分はこんな人間だ」と、自分自身が自らに対して抱いているイメージの事です。

 

一流の人のセルフイメージは総じて高く、彼らはそれが人生をどれだけ左右するのかを良く知っています。

 

ただ、一流の人のセルフイメージが高いのは、もともと備わっている資質ではありません。

 

彼らは意識的セルフイメージを上げる努力をしているのです。

 

では、彼らはどうやってセルフイメージを上げているのでしょうか?

 

1つ目は格上の人との出会いです。

 

格上の人は自分の全く知らない世界を知っていて、上へ上へと引っ張り上げてくれる存在です。

 

こうした人との出会いによってセルフイメージは高まります。

 

2つ目は自分の環境を変える努力をする事です。

 

環境とは、自分がつき合う人の事です。

 

前向きな人といると、セルフイメージが上がり、愚痴ばかり言っている後ろ向きな人といると、セルフイメージは下がります。

 

そしてセルフイメージを上げる3つ目の方法は、自分の住む場所を変える事です。

 

土地にはどれぞれの空気や、長い歴史によって築かれた逆らいのような文化があります。

 

人は、自らが過ごす土地からも無意識に影響を受けるため、住む場所によってセルフイメージが上下するのです。

 

格上の人、仲間、そして過ごす場所。

 

一流の人や成功者はこれらをできる限りコントロールしながら、セルフイメージをより高く書き換える努力を続けているのです。

 

やる気や責任感があって前向きな人ほど、つい自分が前面に出て物事を進めようとしてしまいがちだと思います。

 

しかし、それでは自分が疲れてしまうだけでなく、気が付くと一緒にやっていたはずの仲間がシラケてしまう事態にもなりかねません。

 

実は、実力がある一流の人や成功者ほど、周りの人に仕事やチャンスの場を割り振る事で自己肯定感をプレゼントしています。

 

「自分が、自分が」ではなく、「彼のおかげで」「彼女のおかげで」と、周りの人を立てるよう常に意識しているのです。

 

もしかすると、皆さんは「人に頼る」事に抵抗があるのかも知れません。

 

そんな時は、「人に頼る」のではなく、「人を活かす」と考えればいいのです。

 

皆さんが仕事を独り占めするのではなく、周りの人達を活かそうとする事は、彼らにとって「活躍の機会を与えられる」事になります。

 

言わば、「チャンスを渡す」事ですから、お互いにとってメリットがある事なのです。

 

一流の人や成功者は、周りの人を輝かせるステージメーカーの役割をさらっとこなす事ができるのです。

 

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