職場で孤立している人がいて、その人が1人で仕事を抱えて四苦八苦しているのに、誰も手伝ってあげない。
本当は手を貸してあげたいけれど、下手に関わると、今度は自分も仲間はずれにされてしまうのではないかと思って手伝うのを躊躇してしまった・・・。
皆さんは、そんな経験はありませんか?
人は、自分の中にある優しさを解放できないと傷つくものなのです。
一流の人や成功者は、周りの目を気にせず、自分の心を最優先にして行動に移します。
坂本龍馬の名言に、「世の中の人は我を何とも言わば言え。我がなすことは我のみぞ知る」というものがあります。
これは、「周りの人の理解を得られなくても、自分がわかっていればそれでいいのだ」という意味なのですが、彼らは常にこのようなメンタルで人と接しています。
周りの目より、皆さんのやさしさを受け取った人の笑顔にフォーカスしてみませんか?
二流の人はよく、「○○してあげましょうか?」という言葉を使います。
一見、好意的な「してあげる」という言葉の裏には「自分の方が相手より上にいる」という心理が隠れています。
ですから、一流の人や成功者は「してあげる」ではなく、「させてもらう」という言葉を使います。
彼らは相手を1人の人間として尊重し、謙虚な心をもって接しているので、自然と「させてもらう」「手伝わせて頂く」という言い方になるのです。
また、相手からのお礼の言葉やお返しなどの「見返り」がないと「やってあげたのにけしからん!」と考えてしまう人は多いようです。
しかし、一流の人や成功者は相手に何かを施しても、見返りを期待する事はありません。
相手の事を考え行動した時点で、「徳」という人生で最も大切なものを「いただいている」事を心得ているのだと思います。
見返りを求める人は、相手に振り回されて自分を見失う事になります。
相手があなたに感謝するかどうかは、相手の「ゾーン」の話であって、あなたがどうこうできる問題ではないのです。
皆さんも、一流の人や成功者に少しでも近づきたいと思っているのなら、自分が助けたいと思った事には躊躇せず。小さな言い回しにも気を遣うように心がけてみて下さい。