「悔しさをバネにしろ」という言葉は、皆さんの中でも聞いた事あるという方は少なくないと思います。
しかし一流の人や成功者は、「悔しさ」ではなく、「感謝」をバネにします。
「負けた時の負け綺麗」という言葉があります。
人間の真価は、買った時よりも負けた時に出るという意味です。
負けた時に、「いい勉強になりました。有難うございます」と立派な態度が取れる人の周りは「人間ができている」と評価するのです。
そして、こういう態度が取れる人は、いずれ必ず勝てるようになります。
一流の人や成功者は、勝っても負けても淡々としています。
そして、自分を負かした相手にさえ感謝します。
自分を成長させるきっかけをつくってくれた競争相手、自分を応援してくれた人に報いるという感謝をバネに、一流の人や成功者は自分を磨き続けていくのです。
周りに「夢」を語るにはベストなタイミングがあります。
それは、人から少々反対されても自分の心が折れないところまできた時です。
よく、「夢は早めにまわりに宣言して、1歩を踏み出す原動力にするとともに、応援してくれる仲間を見つけるのが良い」と言われると思います。
これは、宣言する事で、必ず支援してくれる人が現れるという考え方です。
もちろんその通りかもしれませんが、この方法はある種の危険もはらんでいます。
例えば、会社員であるあなたが本気で小説家になりたいと考えていたとします。
その時点で、周りに「会社を辞めて、小説家を目指したい」と「夢」を宣言したら、どうなると思いますか?
話を聞いた人の大半は「やめておいた方がいい」と、あなたの夢を否定すると思います。
こうした「善意のドリームキラー」は、どんな人の周りにも必ずいて、あなたの夢が「いばらの道」だと思った瞬間、無条件であなたの夢にブレーキをかけようとします。
早い段階で周りの人に夢を語ると、こうしたドリームキラーの餌食になってしまう確率が高くなってしまうと思います。
だからこそ、「夢」を語るにはベストなタイミングがあるのです。
一流の人や成功者は、本当に大切な夢を気安く語る事はしません。
ドリームキラーの存在は、周りの人の嫉妬や羨望という負の面も知っているので、自分の中で夢をしっかり育ててから初めて公言して、一気に支援者を捕獲してしまうのです。