「夢」は人を惹きつけます。
そして、その夢が叶った時、幸せになる人が多ければ多いほどより沢山の人が集まるのです。
例えば、皆さんが「億万長者になって豪邸に住みたい」という夢を持っていたとしても、周りの人からは「頑張ってね」という反応しか返ってきません。
しかし、「仕事を通じて社会を明るくしたい」「育ててくれた町に恩返しをしたい」「大切な人を幸せにしたい」という夢に対しては、力を貸したくなるのです。
このように、叶った時に自分だけが幸せになる夢の事を「野心」といい、叶った時に周りの人も幸せにする夢の事を「志」といいます。
二流の人は、「野心」を抱きます。
一流の人や成功者は、「志」を抱きます。
その結果、自分の希望を叶えることができる事を心得ているからです。
夢を叶えるにいは、協力者が必要です。
なので一流になる人は、目の前の人を常に大切にしているのです。
一流の人や成功者は、「この夢の向こうには何人の幸せがあるのか？」と考えているという事です。
「三流は金を残す。二流は仕事を残す。そして一流は人を残す」という言葉があります。
しかし、もう1つ上があります。
一流の上、つまり超一流は「夢」を残します。
結果を残す事で、自分自身が後に続く沢山の人達の夢になるのです。
仮に、その夢を自分で叶えることができなくても、それは「タスキ」として繋がり、後に続く走者たちが、未来に大きな花を咲かせるのです。
幕末の維新志士たち。
文明開化を後押しした明治の人達。
命をかけて国を守った太平洋戦争の人達。
そして戦後、焼け野原の中から、高度経済成長を経て、今の豊かな日本をつくり上げた企業戦士たち・・・。
途方もない数の名もなき英雄たちが築いた土台の上に、今私達は立たされています。
その歴史を断ち切って、自分だけの人生にするのか、「タスキ」を受け取り始めるのか、それは自分次第だと思います。
そして、その夢は笑われるくらいでなければ大きく育ちません。
その他の大勢の人に笑われる事、バカにされるという事は、それだけで、その人達のスケールをはるかに超えているという事です。
一流になった人は過去の闇を光に変える力を持っています。
今、人生において、困難な状況にある人や、諦めかけている人に伝えたいことがあります。
階段を上るのはきつい事です。
しかしここで諦めると、夢への階段を駆け上っていく人を下から見上げる人生で終わってしまいます。
泥まみれになってでも、今の自分を超えていきましょう。
まずは笑われる事が、あなたの夢の始まりなのです。
