レーシングドライバーは壁にぶつかりそうになった時、どうクラッシュを回避するか知っていますか?
目をつむったり壁を見たりせず、自分がハンドルを切る方向を見るのです。
つまり、抜け出す場所を瞬間的に見る訓練を常にしているといいます。
回避方向を見る事で車が逃げ道の方に向かっていくようになり、クラッシュを避ける事ができるのです。
これと同じように、プラス言葉を習慣化する事により、自分にとってマイナスな現象が起きそうになった時、言葉というハンドルを使って、現実をいい方向に変えていくのです。
いい言葉を使えば、マイナスな方向に突っ込んでいかなくても済むと思います。
これは何かが起こる度に、その場で考えていい言葉を使うというより、日頃から訓練して習慣化した方が早い事は言うまでもありません。
言葉にして潜在意識にセットする事が先、そうやればやり方はその後自然と見えてくるのです。
あなたがゴールを設定し、その実現イメージを言葉にして潜在意識に刷り込んでいくと、潜在意識はそのゴールを達成するための手段を捕まえるようになります。
つまり心の底から「こうなりたい」と口に出し、それを脳が拾った時、潜在意識が検索を開始し、そうなる為のチャンスが転がっている事に気が付き始めます。
人の心は自分の欲しいものや、興味があるものが目につくようになっています。
という事は裏を返せば、その人が見ているものはその人が必要としているものだという事になります。
愚痴を言う人は、潜在意識で自分が愚痴を言いたくなるような事を探しているのです。
逆に「私は運がいい」と口に出し、いつもご機嫌な人は、潜在意識が「自分はやっぱり運がいい」と思うための要素を見つけ出してきます。
多くの人が、幸せも不幸も他人が原因のように思いがちですが、実は誰でもなく自分自身が引き寄せているものなのだと、このカラクリを知るとわかるはずです。
なので、皆さんも今日からもしマイナスな現象が起きそうになった時には、いい言葉を使って、マイナスな方向に突っ込んでいかないようにして下さい。