褒める

 

「良い言葉で自分を褒めましょう」と言っても、なかなかそうはできない人が多いのも事実です。

 

自分で自分を褒める事に慣れていないと、照れや自己否定の心がむくむくと頭をもたげてくる事もあります。

 

しかし、そんな時潜在意識に同じ効果を与える便利な方法があります。

 

それは人を褒める事です。

 

潜在意識は「主語を認識できない」という機能を持っています。

 

「○○さんって素敵だよね」と誰かにあなたが言った時、潜在意識は「○○さん」を認識せず、「素敵」という言葉があなた自身の脳に刻み込まれます。

 

10人に「素敵」と言うと、10回刻み込まれます。

 

するとこの言葉が「素敵な自分」に向けて動き始めるのです。

 

そしてこの効果は、ただ自分を褒める時よりさらに大きな効果をもららします。

 

それは相手も喜ぶという事です。

 

自分を褒める事はとてもいい事です。

 

それと同様に、相手を褒めるとその人も喜び、その笑顔を見てあなた自身も幸せになります。

 

しかもそれが潜在意識に入るというご褒美つきです。

 

三重苦ならぬ三重喜を得られる事になるのです。

 

自分を褒める事に抵抗がある場合も、それが人を褒めるという場合なら、抵抗は薄れるはずです。

 

褒められて嫌な人はいないと思います。

 

相手も喜べば一挙両得という事になります。

 

人を褒める事は、あなたのセルフイメージを上げる大きなチャンスです。

 

主語を認識できない潜在意識をうまく活用すれば、人を褒める事が、あなた自身を褒める事になるのです。

 

皆さんは元気が出ない時はどうしていますか?

 

調子が上がるまでじっとしているのも1つの方法ですが、逆に思い切って、できる範囲で人を元気にするのもいい方法だと思います。

 

「まずは自分から」ではなく「まずは人を元気にする」というアプローチを取ってみて下さい。

 

自分が悩んでいる時に、もっと悩んでいる人が目の前に来ると、いつの間にか「大丈夫だよ」と励ましている自分がいたりします。

 

相手を褒めて元気づけるという方法は潜在意識的に見ても効果がある方法なのです。

 

何回も言いますが、潜在意識は主語を認識できません。

 

「あなたはすごい!」

 

「あなたはできるよ」

 

こう言っていたら、「あなた」が飛び、「すごい!」が自分の心の中に蓄積されていくのです。

 

人を元気にすると、その言葉が返ってきて自分も元気になります。

 

人を励ます事は、自分を励ます事なのです。

 

もし、自分1人で幸せを感じる事ができなかったら、まず人に喜んでもらうのも、あなた自身を幸せにするもう1つのアプローチだと思います。

 

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