ナイスマン

 

一流になっていく人は、今日鬱うして、常に自分の周りに「お前ならできるよ」「やっぱりすごいね、天才」と、自分をいい意味で勘違いさせてくれる人を近くに持っています。

 

厳しい事を言ってくれる人は宝ではありますが、皆さんの心を壊さないために、穴をなめさせてくれる人の存在も大切だと思います。

 

どんなに弱音を吐いても、どんなに無様な負け方をしても、「いいね」とすべてを肯定してくれる人を持つのは、どんなに自分を支えてくれるか分かりません。

 

誰だって間違いを起こします。

 

その時に反省したり、皆さんに厳しくいってくれる人を持つ事は大切な事ですが、周りをそんな厳しい人ばかりで囲んでしまうのはやめて下さい。

 

以前、このような事を耳にした事がありました。

 

「1日1回、自分を肯定してくれる人に会うか、電話する。だからそういう人を何人か持っていると、自分の元気をキープできるよ。厳しい事ばっかり言われてたら人間は心が持たないしね」

 

これは大切にしている習慣だそうです。

 

私もなるほど、と思いました。

 

何があっても「いいね!」と言ってくれる人、この存在を「ナイスマン」といいます。

 

とにかくあなたの話を黙って聞いてくれて、共感し、褒めてくれる人。

 

人を傷つけるなど、よほどの話を除いて、あなたに「いいね」と言ってくれる人の事です。

 

「そんな人がいるとダメになるんじゃない?」

 

このように思ったとしたら、あなたは自分に厳しすぎるタイプかも知れません。

 

あなたの自己肯定感を上げるためには、ある程度のアメも必要です。

 

不思議なもので「それいいね」「うん、それもいいね」と言われ続けていると、自分の中のブレーキがはずれて、それまで蓋をしていた、自分の中のとんでもない知識が飛び出してくる事が多々あります。

 

この「いいね」の力を理解して、自分に元気つけるために、周りに電話をするのです。

 

こういう人は悩んでもすぐに立ち直ります。

 

まさにセルフメンタルコントロールのプロと言えます。

 

本能ではこのナイスマンを誰もが求めています。

 

肯定してくれる人を持つ事は悪い事でも何でもありません。

 

否定のない、妬みのない明るい仲間たちといる空間は本当に楽しいものです。

 

そういう仲間たちと語っていると、自分が万能の力を持てたような錯覚に陥りそうになりますが、それでいいのです。

 

その錯覚、つまり素敵な思い込みの力をエンジンにして人は山を登っていくのです。

 

一流たちは皆こんなナイスマンたちを持っています。

 

そしてお互いを研鑽し合いながら、素敵な思い込みを現実のものに変えていくのです。

 

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